航空宇宙・造船の企業

航空宇宙・造船の企業

航空宇宙・造船業界を構成する重工・航空機部品・宇宙などの企業を紹介します。事業領域・規模・地域・技術領域から企業を探し、関連する記事とあわせて業界の全体像をつかむことができます。

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主要企業の事業と会社全体の規模を知る

航空宇宙・造船の業種ページで紹介している主要8社の、事業の中身と会社全体の規模を決算資料の数字で並べました。業界の企業を網羅した一覧ではなく、並びは順位でもありません。

売上・従業員数は会社全体(連結)の数字で、この業種以外の事業も含みます。この業種の事業だけの規模や市場シェアは、この表からは比べられません。決算期・会計基準が違い、利益率には一時的な要因が入ることもあります。海外売上の割合は販売先の地域の割合で、海外で働く人の割合ではありません。仕事内容・働き方や、製品の仕様・品質・供給の条件は、各社の公式情報で確かめてください。

会社主な事業・製品売上(連結・会社全体)営業利益率従業員数(連結)海外売上の割合決算期
三菱重工業重工メーカーエナジー(火力・原子力・航空機用エンジン等)・プラント・インフラ(製鉄機械・商船・環境設備等)・航空・防衛・宇宙(防衛航空機・艦艇・宇宙機器等)49,742億円売上収益8.7%事業利益で計算78,793人52.7%2026年3月期IFRS
川崎重工業重工メーカー航空宇宙システム(防衛省向け・民間航空機分担製造・航空エンジン)・パワースポーツ&エンジン(二輪車・四輪車)・エネルギーソリューション&マリン(発電設備・船舶海洋)23,113億円売上収益6.3%事業利益で計算41,652人60.0%2026年3月期IFRS
IHI重工メーカー航空・宇宙・防衛(民間航空エンジン・防衛・ロケット)・産業システム・汎用機械(車両過給機等)・資源・エネルギー・環境(ボイラ・原子力等)16,434億円売上収益10.1%一時的な要因を含む(下の注記)26,224人50.6%2026年3月期IFRS
三井E&S重工メーカー舶用推進システム(舶用エンジン)・物流システム(コンテナクレーン)・周辺サービス(アフターサービス等)3,532億円売上高10.7%5,998人33.1%2026年3月期日本基準
島津製作所航空機部品メーカー計測機器(分析・計測機器)・医用機器・航空機器(※数字はこの業種以外の事業も含む全社連結)5,607億円売上高13.1%14,649人56.7%2026年3月期日本基準
ナブテスコ航空機部品メーカーコンポーネントソリューション(精密減速機等)・トランスポートソリューション(鉄道・航空・舶用・商用車)・アクセシビリティソリューション(自動ドア等)3,079億円売上高6.7%一時的な要因を含む(下の注記)8,472人49.6%2025年12月期IFRS
新明和工業航空機部品メーカー特装車(ダンプ・塵芥車など)・パーキングシステム(機械式駐車設備・旅客搭乗橋)・航空機(飛行艇・航空機部品)2,850億円売上高5.7%7,313人16.4%2026年3月期日本基準
東京計器航空機部品メーカー防衛・通信機器・船舶港湾機器・油空圧機器612億円売上高8.8%1,768人18.4%2026年3月期日本基準

2026年10月10日時点で確認した、各社の公表済みの通期決算です。

数値の出典と注意点を見る
  • 三菱重工業:IFRSの連結損益計算書に「営業利益」の行がないため事業利益を採用。事業利益=売上収益-売上原価-販管費-その他の費用+持分法投資損益+その他の収益(会社定義の指標で、IFRSの営業利益とは異なる)。三菱ロジスネクスト関連事業を非継続事業に分類したため、売上収益・事業利益は継続事業ベース(売上収益4,974,168百万円、事業利益432,218百万円)。
  • 川崎重工業:IFRSの連結損益計算書に「営業利益」の行がないため事業利益を採用。事業利益=売上総利益-販管費+持分法による投資利益+その他の収益-その他の費用(金融収益・費用は含まない会社独自の段階利益で、IFRSの営業利益とは異なる)。米国関税影響187億円の減益要因を含む。
  • IHI:IFRSの営業利益。運搬機械事業及び投資不動産の譲渡益(一時要因)を含む。PW1100G-JMエンジン追加検査プログラムの為替影響△50億円を含む。
  • 三井E&S:当期より報告セグメントを成長事業推進・舶用推進システム・物流システム・周辺サービスに変更。持分法適用関連会社だった三井E&S造船は2025年6月に全株式を売却済み。
  • 島津製作所:この業種以外の事業も含む(全社連結)。航空機器の売上高は43,371百万円(全社の約7.7%)で、主力は計測機器(364,908百万円)。
  • ナブテスコ:売上高・営業利益は継続事業ベース(油圧機器事業を非継続事業に分類)。鉄道車両用機器の関係会社整理損失13.2億円・Deep Sea社のれん減損9.9億円を含む
  • 新明和工業:この業種以外の事業も含む(全社連結。航空機セグメントは一部)。営業利益は過去最高。
  • 東京計器:この業種以外の事業も含む(全社連結)。東証プライム上場を継続(2026-10-10時点でTOB・上場廃止の公表は確認されず、2026-10-06に資本業務提携を公表)。
  • 三菱重工業(2026年3月期):決算短信、IR資料(PDF)
  • 川崎重工業(2026年3月期):IR資料(PDF)、IR資料(PDF)
  • IHI(2026年3月期):IR資料(PDF)、IR資料(PDF)
  • 三井E&S(2026年3月期):IR資料(PDF)、IR資料(PDF)
  • 島津製作所(2026年3月期):IR資料(PDF)、IR資料(PDF)
  • ナブテスコ(2025年12月期):有価証券報告書
  • 新明和工業(2026年3月期):IR資料(PDF)、IR資料(PDF)
  • 東京計器(2026年3月期):IR資料(PDF)、有価証券報告書
  • 営業利益率=営業利益÷売上(編集部の計算)。海外売上の割合は会社の開示か、地域別の売上から編集部が計算したものです。

公表された工場投資

会社場所何をつくる・増やすか公表された投資額主な予定・進捗状況
三菱重工業山口県 下関市船体ブロックの製造工場約1,000億円2030年3月に操業予定(下関市の説明)計画発表の内容を記事で読む →

MONOSCOPEの記事で紹介した案件です。投資額と予定は発表時点の計画で、変わることがあります。状況は2026年10月10日時点で、採用の募集や製品の供給の開始を表すものではありません。報道だけの案件は載せていません。すべての工場投資を見る →