電子部品・半導体の企業
電子部品・半導体業界を構成する半導体・電子部品・製造装置などの企業を紹介します。事業領域・規模・地域・技術領域から企業を探し、関連する記事とあわせて業界の全体像をつかむことができます。
04COMPARE
主要企業の事業と会社全体の規模を知る
電子部品・半導体の業種ページで紹介している主要8社の、事業の中身と会社全体の規模を決算資料の数字で並べました。業界の企業を網羅した一覧ではなく、並びは順位でもありません。
売上・従業員数は会社全体(連結)の数字で、この業種以外の事業も含みます。この業種の事業だけの規模や市場シェアは、この表からは比べられません。決算期・会計基準が違い、利益率には一時的な要因が入ることもあります。海外売上の割合は販売先の地域の割合で、海外で働く人の割合ではありません。仕事内容・働き方や、製品の仕様・品質・供給の条件は、各社の公式情報で確かめてください。
| 会社 | 主な事業・製品 | 売上(連結・会社全体) | 営業利益率 | 従業員数(連結) | 海外売上の割合 | 決算期 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TDK電子部品メーカー | 受動部品・エナジー応用製品(二次電池)・センサ応用製品・磁気応用製品 | 25,048億円売上高 | 10.9% | 106,545人 | 92.7% | 2026年3月期IFRS | |
| 村田製作所電子部品メーカー | コンポーネント(積層セラミックコンデンサ、インダクタ・EMIフィルタ)・デバイス・モジュール(高周波・通信、エナジー・パワー、機能デバイス) | 18,309億円売上収益 | 15.4%一時的な要因を含む(下の注記) | 74,302人 | 92.7% | 2026年3月期IFRS | |
| アルプスアルパイン電子部品メーカー | コンポーネント事業(スイッチ、アクチュエーター等)・センサー・コミュニケーション事業・モビリティ事業(車載モジュール、インフォテインメント) | 10,195億円売上高 | 4.1% | 25,924人 | 88.3% | 2026年3月期日本基準 | |
| 太陽誘電電子部品メーカー | コンデンサ(積層セラミックコンデンサ)・インダクタ・複合デバイス | 3,553億円売上高 | 5.6% | 20,604人 | 94.2% | 2026年3月期日本基準 | |
| キオクシアホールディングス半導体メーカー | SSD & ストレージ・スマートデバイス向けメモリ・BiCS FLASH(3次元NAND) | 23,376億円売上収益 | 37.2%会社の独自指標とは異なる(下の注記) | 15,218人 | 88.7% | 2026年3月期IFRS | 企業研究を読む → |
| ルネサスエレクトロニクス半導体メーカー | 自動車向け(車載マイコン・R-Car)・産業・インフラ・IoT向け(マイコン・電源IC・データセンター向け) | 13,212億円売上収益 | 15.2%営業利益(IFRS)で計算 | 21,629人 | 79.6% | 2025年12月期IFRS | 企業研究を読む → |
| ローム半導体メーカー | LSI・半導体素子(パワーデバイス、トランジスタ、ダイオード等)・モジュール(プリントヘッド等) | 4,812億円売上高 | 2.3%一時的な要因を含む(下の注記) | 21,756人 | 69.8% | 2026年3月期日本基準 | |
| ソシオネクスト半導体メーカー | カスタムSoC(Solution SoC)の製品売上・SoC設計開発のNRE売上 | 2,008億円売上高 | 6.2% | 2,469人 | 63.1% | 2026年3月期日本基準 |
2026年10月10日時点で確認した、各社の公表済みの通期決算です。
数値の出典と注意点を見る
- 村田製作所:営業利益には表面波フィルタ事業ののれん減損437.98億円を含む減損損失504.14億円(その他の費用)が含まれる
- キオクシアホールディングス:IFRS営業利益ベース。会社は別にNon-GAAP営業利益8,761.7億円(非経常項目等を調整、監査対象外)を開示しており、こちらだと利益率37.5%
- ルネサスエレクトロニクス:表はIFRS営業利益(201,166百万円、利益率15.2%)。会社が業績説明で用いるNon-GAAP営業利益は3,869億円(Non-GAAP売上収益13,185億円に対し29.3%)。差の主因は買収で生じた無形資産等の償却費(1,114億円)、株式報酬費用(371億円)、企業買収関連費用など非経常項目(399億円)をNon-GAAPでは除外していること(決算短信の調整表)
- ローム:当期より減価償却方法を定率法→定額法に変更し営業利益が155.54億円増加。営業黒字化(前期は△400.6億円)。別途、特別損失に減損損失1,936億円を計上し当期純損失△1,584億円
- ソシオネクスト:新製品量産開始による原価率上昇で営業利益は前期比50.6%減
- TDK(2026年3月期):有価証券報告書
- 村田製作所(2026年3月期):決算短信、決算短信
- アルプスアルパイン(2026年3月期):決算短信、有価証券報告書
- 太陽誘電(2026年3月期):決算短信、有価証券報告書
- キオクシアホールディングス(2026年3月期):決算短信、有価証券報告書
- ルネサスエレクトロニクス(2025年12月期):会社のIRページ、会社のIRページ
- ローム(2026年3月期):決算短信、有価証券報告書
- ソシオネクスト(2026年3月期):決算短信、IR資料(PDF)
- 営業利益率=営業利益÷売上(編集部の計算)。海外売上の割合は会社の開示か、地域別の売上から編集部が計算したものです。
公表された工場投資
| 会社 | 場所 | 何をつくる・増やすか | 公表された投資額 | 主な予定・進捗 | 状況 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 新光電気工業 | 千葉県 茂原市 | JDI茂原工場を取得し、半導体パッケージ基板の拠点に | 発表資料に記載なし | 2028年度に稼働予定 | 計画 | 発表の内容を記事で読む → |
| TOPPAN(Broadcomとの合弁) | シンガポール | FC-BGA基板の新工場 | 発表資料に記載なし | 2026年9月に開所式。生産の開始は12月の予定 | 開所 | 発表の内容を記事で読む → |
| 岡山村田製作所 | 岡山県 瀬戸内市 | セラミック原料の生産ライン増設 | 約90億円 | 2028年4月に操業予定 | 計画 | 発表の内容を記事で読む → |
| リンテック | 埼玉県 伊奈町 | 半導体関連装置の開発棟 | 約25億円 | 2026年10月に稼働 | 稼働 | 発表の内容を記事で読む → |
| VSMC(VIS・NXPの合弁) | シンガポール | 300mmウエハー工場(車載・産業向けの成熟プロセス) | 約78億ドル(当初計画) | 2026年9月に開所し試作を開始。量産は2027年1〜3月の予定 | 試作開始 | 発表の内容を記事で読む → |
| キオクシア | 岩手県 北上市 | 北上工場 第3製造棟(K3棟) | 発表資料に記載なし | 2029年度中の稼働が目標 | 計画 | 発表の内容を記事で読む → |
| マイクロン | 広島県 東広島市 | 次世代DRAMのクリーンルーム棟 | 約1.5兆円 | 2028年6〜8月に初回出荷予定 | 建設中 | 発表の内容を記事で読む → |
| 三菱電機 | 福岡県 福岡市 | パワー半導体モジュールの新工場棟 | 約100億円 | 2026年4月に竣工、10月に稼働予定 | 竣工 | 発表の内容を記事で読む → |
| ラピダス | 北海道 千歳市 | 2nm世代ロジック半導体の量産 | 工場の投資額は発表資料に記載なし | 2025年4月に試作ラインを稼働、量産は2027年度後半の予定(量産までに必要な資金は約4兆円超の見込み=経済産業省の資料) | 試作開始 | 発表の内容を記事で読む → |
| TSMC(JASM) | 熊本県 菊陽町 | 熊本第2工場(ロジック半導体) | 約139億ドル(当初の認定計画) | 3ナノで2028年に量産と説明 | 建設中 | 発表の内容を記事で読む → |
MONOSCOPEの記事で紹介した案件です。投資額と予定は発表時点の計画で、変わることがあります。状況は2026年10月10日時点で、採用の募集や製品の供給の開始を表すものではありません。報道だけの案件は載せていません。すべての工場投資を見る →
関連する統計区分の企業の規模(2021年6月時点)
総務省・経済産業省「経済センサス‐活動調査」(令和3年)の企業の数を、日本標準産業分類の区分で集計した数字です(対応する区分:中分類28)。中小企業・小規模企業の分け方は中小企業庁の定義(製造業は資本金3億円以下または従業者300人以下、小規模は20人以下)を、調査の従業者数の区切りに当てはめた編集部の集計で、公表された割合ではありません。MONOSCOPEの業種とは対象が違い、上の8社以外の会社の内訳を表すものでもありません。工場などの拠点の数(事業所数)とも違います。業種全体の利益や設備投資は業種のページにあります。
07ARCHIVE
電子部品・半導体の企業記事一覧

ヒロセ電機はどんな会社か|利益率2割のコネクタと盛岡の新拠点

東芝とはどんな会社?非上場化後の3事業と強み・稼ぎ方

ソニー中間決算2026を解説|営業益43%増の理由と通期上方修正

光電融合(CPO)とは?マーベルのルメンタム買収と日本の部品メーカー

キオクシア株価はなぜ下がる?最新決算・将来性と世界の競合比較

任天堂中間決算2026|減収でも営業益49%増の理由とSwitch 2の現在地

光ファイバ増産が相次ぐ理由|AIデータセンターと古河電工・フジクラ・住友電工

パナソニック インダストリーが920億円投資|MEGTRON・SP-Cap増産の中身

富士フイルムが小田原で磁気テープ5倍増産|AI時代にテープが伸びる理由
電子部品・半導体の会社で働くことも考えたい方へ:転職・キャリアガイド(求人の探し方と相談先)→














