電機・精密機器の企業
電機・精密機器業界を構成する総合電機・重電・計測機器などの企業を紹介します。事業領域・規模・地域・技術領域から企業を探し、関連する記事とあわせて業界の全体像をつかむことができます。
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主要企業の事業と会社全体の規模を知る
電機・精密機器の業種ページで紹介している主要8社の、事業の中身と会社全体の規模を決算資料の数字で並べました。業界の企業を網羅した一覧ではなく、並びは順位でもありません。
売上・従業員数は会社全体(連結)の数字で、この業種以外の事業も含みます。この業種の事業だけの規模や市場シェアは、この表からは比べられません。決算期・会計基準が違い、利益率には一時的な要因が入ることもあります。海外売上の割合は販売先の地域の割合で、海外で働く人の割合ではありません。仕事内容・働き方や、製品の仕様・品質・供給の条件は、各社の公式情報で確かめてください。
| 会社 | 主な事業・製品 | 売上(連結・会社全体) | 営業利益率 | 従業員数(連結) | 海外売上の割合 | 決算期 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日立製作所総合電機メーカー | デジタルシステム&サービス(ITサービス・ストレージ・ソフトウェア等)・エナジー(パワーグリッド・原子力)・コネクティブインダストリーズ(昇降機・家電空調・計測分析等)/モビリティ(鉄道) | 105,868億円売上収益 | 11.3%調整後営業利益で計算 | 287,901人 | 63.0% | 2026年3月期IFRS | |
| パナソニックホールディングス総合電機メーカー | コネクト(アビオニクス・プロセスオートメーション・ブルーヨンダー等)・スマートライフ(家電等)/エレクトリックワークス(照明・電材)・インダストリー(電子部品・デバイス)/エナジー(電池) | 80,487億円売上高 | 2.9%一時的な要因を含む・会社の独自指標とは異なる(下の注記) | 183,685人 | 60.2% | 2026年3月期IFRS | |
| 三菱電機総合電機メーカー | インフラ(社会システム・電力システム・防衛宇宙)・インダストリー・モビリティ(FA・自動車機器)・ライフ(ビルシステム・空調家電) | 58,948億円売上高 | 7.3%一時的な要因を含む・会社の独自指標とは異なる(下の注記) | 150,386人 | 50.3% | 2026年3月期IFRS | |
| 東芝総合電機メーカー | エネルギーソリューション・デジタルインフラソリューション・デバイス&テクノロジー(HDD・パワー半導体等) | 37,091億円売上高 | 8.1%営業損益で計算一時的な要因を含む(下の注記) | 94,051人 | ― | 2026年3月期米国基準 | |
| キヤノン精密機器メーカー | プリンティング(複合機・プリンター・商業印刷)・イメージング(カメラ・ネットワークカメラ)・メディカル(CT・超音波等)/インダストリアル(半導体・FPD露光装置) | 46,247億円売上高 | 9.8%一時的な要因を含む(下の注記) | 165,547人 | 79.2% | 2025年12月期米国基準 | |
| オリンパス精密機器メーカー | 消化器内視鏡ソリューション(内視鏡・処置具・医療サービス)・サージカルインターベンション(泌尿器・呼吸器・外科機器) | 10,107億円売上高 | 9.6%一時的な要因を含む・会社の独自指標とは異なる(下の注記) | 28,138人 | 89.7% | 2026年3月期IFRS | |
| ニコン精密機器メーカー | 映像(デジタルカメラ・交換レンズ・シネマカメラ)・精機(半導体・FPD露光装置)・ヘルスケア/コンポーネント(顕微鏡・眼科機器・光学部品等) | 6,772億円売上収益 | -16.6%営業利益(営業損失)で計算一時的な要因を含む(下の注記) | 19,928人 | 85.2% | 2026年3月期IFRS | |
| 島津製作所精密機器メーカー | 計測機器(分析・計測機器)・医用機器・航空機器(※数字はこの業種以外の事業も含む全社連結) | 5,607億円売上高 | 13.1% | 14,649人 | 56.7% | 2026年3月期日本基準 |
2026年10月10日時点で確認した、各社の公表済みの通期決算です。
数値の出典と注意点を見る
- 日立製作所:IFRSの連結損益計算書に「営業利益」の行がなく、会社は「営業利益」に代えて調整後営業利益(売上収益-売上原価-販管費)を主要指標としている(売上収益10,586,781百万円、調整後営業利益1,199,275百万円、会社開示の売上収益調整後営業利益率11.3%)。その他の収益・費用や持分法損益は含まない。参考:Adjusted EBITA 1,311,436百万円(12.4%)。
- パナソニックホールディングス:IFRSで「売上高」「営業利益」の表記(売上高8,048,722百万円、営業利益236,407百万円)。グループ経営改革に関する構造改革費用の計上などで前期比45%減益(PHS株式譲渡益の計上あり)。一過性要因を除く会社指標の調整後営業利益(売上高-売上原価-販管費)は4,474億円(5.6%、決算補足資料)。
- 三菱電機:IFRSで「売上高」「営業利益」の表記(売上高5,894,747百万円、営業利益433,095百万円、会社開示の営業利益率7.3%)。消去又は全社にネクストステージ支援制度特別措置(特別退職金)の費用を含み、その他の損益は前年度比835億円悪化。会社は事業・資産売却損益や減損等を除く「調整後営業利益」も併用。決算短信PDFには設備投資の数値の訂正のお知らせが付いている(売上・利益は訂正対象外)。
- 東芝:2023年12月に上場廃止した非上場会社のため決算短信・有報はなく、会社公表の「2025年度決算」(2026年5月15日、億円単位)による。監査完了前の数値と明記されている。営業損益3,008億円は引当金等(PJ案件コスト精査等)△932億円を差し引いた後で、引当金等前は3,940億円(10.6%)。キオクシア株式の売却・評価益等で当期純損益は1兆9,673億円だが営業外。
- キヤノン:12月決算。売上高4,624,727百万円、営業利益455,390百万円。前期(2024年12月期)はメディカルののれん減損で営業利益が2,798億円に落ちており、前期比62.8%増はその反動を含む。2027年度第1四半期から米国基準→IFRSへ移行予定。2026年12月期の通期決算は2026-10-10時点で未発表のため2025年12月期が最新。
- オリンパス:IFRSで「売上高」「営業利益」の表記(売上高1,010,676百万円、営業利益97,120百万円)。組織体制変革に伴う費用約269億円や減損損失などの一時費用を含み前期比40.2%減益。その他の収益・費用を除く会社指標の調整後営業利益は1,433億円(14.2%)。
- ニコン:営業損失(売上収益677,163百万円、営業損失△112,448百万円)。デジタルマニュファクチャリング事業の非金融資産の減損損失(連結の減損損失計991億円)や構造改革費用など、その他営業費用1,111億円の計上による一時要因が大きい。前期は24億円の営業利益。
- 島津製作所:この業種以外の事業も含む(全社連結)。航空機器の売上高は43,371百万円(全社の約7.7%)で、主力は計測機器(364,908百万円)。
- 日立製作所(2026年3月期):IR資料(PDF)、IR資料(PDF)
- パナソニックホールディングス(2026年3月期):IR資料(PDF)、IR資料(PDF)
- 三菱電機(2026年3月期):IR資料(PDF)、IR資料(PDF)
- 東芝(2026年3月期):IR資料(PDF)、会社のIRページ
- キヤノン(2025年12月期):IR資料(PDF)、IR資料(PDF)
- オリンパス(2026年3月期):IR資料(PDF)
- ニコン(2026年3月期):IR資料(PDF)、IR資料(PDF)
- 島津製作所(2026年3月期):IR資料(PDF)、IR資料(PDF)
- 営業利益率=営業利益÷売上(編集部の計算)。海外売上の割合は会社の開示か、地域別の売上から編集部が計算したものです。
公表された工場投資
| 会社 | 場所 | 何をつくる・増やすか | 公表された投資額 | 主な予定・進捗 | 状況 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 東芝デバイス&ストレージ | フィリピン ラグナ州 | データセンター向けHDDの生産ライン増設 | 発表資料に記載なし | 2026年10月に増設ラインから初出荷、能力約2倍は2027年度目標 | 生産開始 | 発表の内容を記事で読む → |
MONOSCOPEの記事で紹介した案件です。投資額と予定は発表時点の計画で、変わることがあります。状況は2026年10月10日時点で、採用の募集や製品の供給の開始を表すものではありません。報道だけの案件は載せていません。すべての工場投資を見る →
関連する統計区分の企業の規模(2021年6月時点)
総務省・経済産業省「経済センサス‐活動調査」(令和3年)の企業の数を、日本標準産業分類の区分で集計した数字です(対応する区分:中分類27+29+30。定義と同じ)。中小企業・小規模企業の分け方は中小企業庁の定義(製造業は資本金3億円以下または従業者300人以下、小規模は20人以下)を、調査の従業者数の区切りに当てはめた編集部の集計で、公表された割合ではありません。MONOSCOPEの業種とは対象が違い、上の8社以外の会社の内訳を表すものでもありません。工場などの拠点の数(事業所数)とも違います。業種全体の利益や設備投資は業種のページにあります。
07ARCHIVE
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