自動車・輸送機器の企業
完成車メーカーからTier1・Tier2の部品メーカーまで、階層構造を持つ自動車業界の企業を紹介します。裾野はきわめて広く、電動化・知能化の進行により、従来の系列を超えた提携や半導体・ソフトウェア企業の参入も進んでいます。
04COMPARE
主要企業の事業と会社全体の規模を知る
自動車・輸送機器の業種ページで紹介している主要8社の、事業の中身と会社全体の規模を決算資料の数字で並べました。業界の企業を網羅した一覧ではなく、並びは順位でもありません。
売上・従業員数は会社全体(連結)の数字で、この業種以外の事業も含みます。この業種の事業だけの規模や市場シェアは、この表からは比べられません。決算期・会計基準が違い、利益率には一時的な要因が入ることもあります。海外売上の割合は販売先の地域の割合で、海外で働く人の割合ではありません。仕事内容・働き方や、製品の仕様・品質・供給の条件は、各社の公式情報で確かめてください。
| 会社 | 主な事業・製品 | 売上(連結・会社全体) | 営業利益率 | 従業員数(連結) | 海外売上の割合 | 決算期 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| トヨタ自動車完成車メーカー | 自動車(乗用車・商用車・部品)・金融(販売金融・リース)・その他(情報通信等) | 506,850億円営業収益 | 7.4% | 390,927人 | 84.3% | 2026年3月期IFRS | |
| 本田技研工業完成車メーカー | 四輪・二輪・金融サービス・パワープロダクツ | 217,966億円売上収益 | -1.9%営業利益(△損失)で計算 | 195,109人 | 88.4% | 2026年3月期IFRS | |
| 日産自動車完成車メーカー | 自動車・販売金融 | 120,079億円売上高 | 0.5%一時的な要因を含む(下の注記) | 120,079人 | 85.5% | 2026年3月期日本基準 | |
| スズキ完成車メーカー | 四輪・二輪・マリン | 62,930億円売上収益 | 9.9% | 76,889人 | 74.6% | 2026年3月期IFRS | |
| デンソー部品メーカー(Tier1) | モビリティエレクトロニクス・サーマルシステム・パワトレイン・エレクトリフィケーションシステム | 75,400億円売上収益 | 7.3% | 154,716人 | 59.9% | 2026年3月期IFRS | |
| アイシン部品メーカー(Tier1) | パワートレイン関連(AT・eAxle等)・走行安全関連(ブレーキ等)・車体関連 | 51,178億円売上収益 | 4.5% | 113,292人 | 54.7% | 2026年3月期IFRS | |
| トヨタ紡織部品メーカー(Tier1) | シート・内装(ドアトリム等)・フィルター等ユニット部品 | 20,371億円売上収益 | 2.6% | 45,521人 | 57.3% | 2026年3月期IFRS | |
| ジェイテクト部品メーカー(Tier1) | 自動車(電動パワーステアリング等)・産機・軸受(ベアリング)・工作機械 | 19,250億円売上収益 | 1.3%一時的な要因を含む・会社の独自指標とは異なる(下の注記) | 43,233人 | 61.9% | 2026年3月期IFRS |
2026年10月10日時点で確認した、各社の公表済みの通期決算です。
数値の出典と注意点を見る
- 本田技研工業:営業損失(△4,143億円)。EVモデルの上市・開発中止など四輪電動化戦略の見直しで、四輪事業に1兆5,778億円の損失・費用を計上(有報。持分法投資損益分を含む)。関税影響も
- 日産自動車:日本基準(IFRSではない)。経営再建計画「Re:Nissan」の構造改革関連(減損損失3,662億円、特別退職加算金850億円など)は営業利益の下の特別損失に計上され、当期純損失は5,331億円
- ジェイテクト:欧米の構造改革に係る費用(その他の費用567.8億円)で営業利益が圧迫。会社重視指標の事業利益(売上収益−売上原価−販管費)は756.8億円、事業利益率3.9%
- トヨタ自動車(2026年3月期):IR資料(PDF)、有価証券報告書
- 本田技研工業(2026年3月期):有価証券報告書
- 日産自動車(2026年3月期):IR資料(PDF)
- スズキ(2026年3月期):有価証券報告書
- デンソー(2026年3月期):有価証券報告書
- アイシン(2026年3月期):有価証券報告書
- トヨタ紡織(2026年3月期):有価証券報告書
- ジェイテクト(2026年3月期):有価証券報告書
- 営業利益率=営業利益÷売上(編集部の計算)。海外売上の割合は会社の開示か、地域別の売上から編集部が計算したものです。
公表された工場投資
| 会社 | 場所 | 何をつくる・増やすか | 公表された投資額 | 主な予定・進捗 | 状況 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 豊田合成 | インド マハラシュトラ州 | 内外装部品・エアバッグなどの新工場 | 約93億円 | 2029年前半に生産開始予定 | 計画 | 発表の内容を記事で読む → |
| トヨタ自動車 | 米国 ミシガン州 | 電池の評価・開発拠点 | 約5,000万ドル | 2026年10月に開所 | 開所 | 発表の内容を記事で読む → |
MONOSCOPEの記事で紹介した案件です。投資額と予定は発表時点の計画で、変わることがあります。状況は2026年10月10日時点で、採用の募集や製品の供給の開始を表すものではありません。報道だけの案件は載せていません。すべての工場投資を見る →
関連する統計区分の企業の規模(2021年6月時点)
総務省・経済産業省「経済センサス‐活動調査」(令和3年)の企業の数を、日本標準産業分類の区分で集計した数字です(広い区分(参考):企業の産業分類は中分類まで。輸送用機械(31)全体で、船舶・航空機などを含む)。中小企業・小規模企業の分け方は中小企業庁の定義(製造業は資本金3億円以下または従業者300人以下、小規模は20人以下)を、調査の従業者数の区切りに当てはめた編集部の集計で、公表された割合ではありません。MONOSCOPEの業種とは対象が違い、上の8社以外の会社の内訳を表すものでもありません。工場などの拠点の数(事業所数)とも違います。業種全体の利益や設備投資は業種のページにあります。
07ARCHIVE
自動車・輸送機器の企業記事一覧

トヨタロボティクスとは|ロボット40万台構想と工場自動化の中身

インドに自動車部品工場が増える理由|豊田合成8拠点目で読む進出Q&A

住友電気工業はどんな会社か|ワイヤーハーネスと光通信の強み

日本製鉄はなぜ米国に新工場?USスチール買収後の稼ぎ方を読む
自動車・輸送機器の会社で働くことも考えたい方へ:転職・キャリアガイド(求人の探し方と相談先)→














