ソフトウェア・組込み

ソフトウェア・組込み

製品や設備を動かすマイコン・PLC・制御ソフトウェアを開発する職種。ハードウェアの制約の中でリアルタイムに動作するプログラムを作り込む。IoT化やソフトウェアで機能を更新する製品の増加により、製造業の中でも需要が急速に伸びている。

05WORKFLOW

仕事の流れ

  1. STEP 1

    要件定義

    製品に必要な機能と制約を整理する

  2. STEP 2

    設計

    ソフトウェアの構造と処理を設計する

  3. STEP 3

    実装

    C言語などでプログラムを実装する

  4. STEP 4

    テスト

    実機・シミュレータで動作を検証する

  5. STEP 5

    保守・アップデート

    不具合対応や機能追加を行う

06SKILLS

必要な知識・スキル・資格

専門知識

  • C言語とプログラミングの基礎
  • マイコンと電子回路の知識
  • リアルタイムOS・通信・セキュリティ

業務スキル

  • 開発ツールと計測器の扱い
  • 調整力と文書化の力

関連資格

  • 基本情報技術者試験
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
  • 組込みソフトウェア技術者試験(ETEC)
  • 情報処理安全確保支援士試験

詳しく:組込みエンジニアに必要なスキル・資格とキャリアパス →

07DATA

数字で見るソフトウェア・組込みの仕事

関連する職業の給与・求人の動きと、関連資格の試験結果を、公的統計と試験実施団体の公表値で見ます。

仕事や学ぶことを考えるための参考の数字です。統計の職業の分け方はMONOSCOPEの職種と一致しないため、仕事の内容と統計の定義を照らし合わせ、関連を説明できる区分を載せています。職種全体を表せない場合は、対象になる仕事と含まれない仕事を書いています。

数字使う統計の区分対応
給与ソフトウェア作成者対応する区分
求人倍率情報処理・通信技術者広い区分(参考)
数字の対象・区分の考え方を見る
  • 給与:マイコン・PLC・制御ソフトの仕様決定・設計・実装は日本標準職業分類(H21)の『ソフトウェア作成者』(ソフトウェア作成のための仕様決定・設計・プログラミング。基本ソフト・アプリ双方を含む)に当たる。厚生労働省編職業分類(令和4年改定)でも『ソフトウェア開発技術者(組込・制御系)』は情報処理・通信技術者(ソフトウェア開発)の中に置かれている。ただし産業計の値で、人数の多くは情報通信業などの業務系・Web系プログラマー。システム全体の構成を企画する人(システムコンサルタント・設計者)は含まれない。
  • 求人倍率:求人倍率表は中分類『情報処理・通信技術者』のみ。組込・制御系も含むが、Web・オープン系の開発、システム設計、運用管理、通信ネットワーク技術者などが大半を占めるため参考値。

01関連する職業の給与

組込み・制御系の開発を含む「ソフトウェア作成者」の数字です。働く人の多くは情報通信業で、製造業以外の勤め先が中心です。

短時間労働者以外の「一般労働者」の平均です。所定内給与は、毎月決まって払われる給与から残業代などを除いた額で、手当を含み賞与は含みません。月給(2025年6月分)と賞与(2024年の1年間)は対象の期間が違うため、合わせた平均年収は示していません。求人票と比べるときは、担当業務・勤務地・経験の条件や、残業代・賞与の扱いも確かめてください。

所定内給与(月)35.7万円2025年6月分・ソフトウェア作成者
年間賞与など109.5万円2024年の1年間
平均年齢37.1歳この区分で働く人の平均
平均勤続年数9.9年この区分で働く人の平均

年齢層ごとの平均月給(所定内給与・万円)

各年齢層で働く別々の人の平均です。同じ人の昇給を追った数字ではありません。

〜19歳19.6万円
20〜24歳25.8万円
25〜29歳30.0万円
30〜34歳34.8万円
35〜39歳39.1万円
40〜44歳40.7万円
45〜49歳43.3万円
50〜54歳43.7万円
55〜59歳42.7万円
60〜64歳40.0万円
65〜69歳39.5万円
70歳〜35.0万円

区分:ソフトウェア作成者(製造業以外の勤め先も含む産業計)。人数の少ない年齢層は値がぶれやすくなります。

出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(令和7年、職種別)

02関連する職業の求人の動き

求人倍率の「情報処理・通信技術者」は、ITエンジニア全般を含む参考値です。

有効求人倍率(2026年8月)

職業の区分倍率
情報処理・通信技術者1.33倍
職業計1.06倍

ハローワークで扱う求人の数と、仕事を探す人の数の比率です。1を超えると求人のほうが多い状態です。転職サイトなどを含む市場全体や、個人の採用されやすさを表す数字ではありません。

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」(第21表-7)

有効求人倍率の推移(倍)

情報処理・通信技術者職業計

季節調整をしていない原数値で、月ごとの動きには季節による上下も含みます。製造業以外の会社の求人も含みます。

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」(第21表-7)

03関連資格と公表されている試験結果

上の「必要な知識・スキル・資格」に挙げた資格のうち、試験を実施する団体が結果を公表しているものです。国家資格・公的資格・民間資格が混ざっています。関連する知識を学ぶための資格の一例で、応募の必須条件を示すものではありません(応募の条件は各求人で確かめてください)。受ける人の経験や試験の仕組みが違うため、合格率で資格の取りやすさは比べられません。担当したい業務と出題の内容を照らし合わせて選ぶのがおすすめです。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験国家資格2025年度・実施:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

区分申込者受験者合格者合格率
エンベデッドシステムスペシャリスト試験秋期1,6961,15617715.3%

合格率は試験実施団体の公表値で、分母は受験者です。「―」は公表値を載せていない項目で、MONOSCOPEで独自に計算はしていません。

基本情報技術者試験国家資格2025年度・実施:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

区分申込者受験者合格者合格率
基本情報技術者試験(CBT通年)年度合計172,217147,18656,37038.3%

合格率は試験実施団体の公表値で、分母は受験者です。「―」は公表値を載せていない項目で、MONOSCOPEで独自に計算はしていません。

情報処理安全確保支援士試験国家資格2025年度・実施:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

区分申込者受験者合格者合格率
情報処理安全確保支援士試験秋期26,38518,8164,19922.3%
情報処理安全確保支援士試験春期22,64516,5263,13419.0%

合格率は試験実施団体の公表値で、分母は受験者です。「―」は公表値を載せていない項目で、MONOSCOPEで独自に計算はしていません。

出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「統計情報(応用情報技術者試験、高度試験、情報処理安全確保支援士試験) 統計資料(令和7年度) 推移表」、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「統計情報(基本情報技術者試験) 統計資料 令和8年8月分 推移表」、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「統計情報(応用情報技術者試験、高度試験、情報処理安全確保支援士試験) 統計資料(令和7年度) 推移表」

この職種のキャリアパスを見る →関連する職種を職種マップで見る →

製造業で働く人全体の数字を見る掲載データについて編集部に連絡する(数値・対象・出典のご指摘)

08CAREER PATH

キャリアパス

A. 昇進軸

若手(1〜5年目)モジュール単位の実装担当
中堅(6〜15年目)ソフトウェア全体の設計リーダー
管理職ソフトウェア開発部門のマネジメント

B. 専門職軸

ソフトウェア・組込みスペシャリスト制御・通信・セキュリティなどの専門家として開発をリード
関連記事:スペシャリストのキャリア事例 →

今の会社で続ける道も含めて働き方を考えます →