機械設計

機械設計

製品や設備の機構・構造を考え、3D CADで形状を決め、強度や動作を検証して図面に落とし込む職種。コスト・品質・製造のしやすさを両立させる設計判断が求められる。近年はCAE解析やデジタルツインの活用が進み、設計の上流工程での検証がますます重要になっている。

05WORKFLOW

仕事の流れ

  1. STEP 1

    構想設計

    仕様から機構・レイアウトの方向性を決める

  2. STEP 2

    詳細設計

    3D CADで部品形状・公差を詰める

  3. STEP 3

    解析・検証

    強度・熱・振動をCAEや計算で確認する

  4. STEP 4

    試作・評価

    試作品で性能・組立性を確認し改良する

  5. STEP 5

    出図・量産支援

    図面を出図し、量産時の課題に対応する

06SKILLS

必要な知識・スキル・資格

専門知識

  • 機械工学の基礎(4力学)
  • 材料と加工の知識
  • 品質とコストの視点

業務スキル

  • 製図とCAD・CAEのスキル
  • 調整力と説明力

関連資格

  • 機械設計技術者試験
  • CAD利用技術者試験
  • 機械・プラント製図技能士
  • 技術士(機械部門)

詳しく:機械設計に必要なスキル・資格とキャリアパス →

07DATA

数字で見る機械設計の仕事

関連する職業の給与・求人の動きと、関連資格の試験結果を、公的統計と試験実施団体の公表値で見ます。

仕事や学ぶことを考えるための参考の数字です。統計の職業の分け方はMONOSCOPEの職種と一致しないため、仕事の内容と統計の定義を照らし合わせ、関連を説明できる区分を載せています。職種全体を表せない場合は、対象になる仕事と含まれない仕事を書いています。

数字使う統計の区分対応
給与機械技術者対応する区分
求人倍率製造技術者(開発)広い区分(参考)
数字の対象・区分の考え方を見る
  • 給与:仕事内容(機構・構造の設計、3D CAD、CAE検証、出図)は日本標準職業分類(H21)の『機械技術者(開発)』(各種機械器具・機械設備の開発・設計)に当たり、賃金構造基本統計調査の職種『機械技術者』に含まれる(業種別主な職種早見表で『機械設計技術者』→機械技術者)。ただしこの職種区分は『機械技術者(開発を除く)』=工程設計・品質管理・据付・修理などの技術者も合算している。自動車・航空機・船舶の設計者は『輸送用機器技術者』、電気機器の設計者は『電気・電子・電気通信技術者』、指示を受けて製図のみ行う人は『製図その他生産関連・生産類似作業従事者』に分かれ、ここには含まれない。
  • 求人倍率:求人倍率表は中分類『製造技術者(開発)』までで、機械だけの系列はない。この区分は機械のほか電気・電子、化学、食品、金属などあらゆる製品の開発・設計技術者を含むため、機械設計の参考値として扱う。

01関連する職業の給与

機械設計を含む「機械技術者」の数字です。工程設計・品質管理・据付などの技術者も含み、自動車・航空機・船舶や電気機器の設計者は別の区分です。

短時間労働者以外の「一般労働者」の平均です。所定内給与は、毎月決まって払われる給与から残業代などを除いた額で、手当を含み賞与は含みません。月給(2025年6月分)と賞与(2024年の1年間)は対象の期間が違うため、合わせた平均年収は示していません。求人票と比べるときは、担当業務・勤務地・経験の条件や、残業代・賞与の扱いも確かめてください。

所定内給与(月)37.6万円2025年6月分・機械技術者
年間賞与など153.4万円2024年の1年間
平均年齢42.3歳この区分で働く人の平均
平均勤続年数15年この区分で働く人の平均

年齢層ごとの平均月給(所定内給与・万円)

各年齢層で働く別々の人の平均です。同じ人の昇給を追った数字ではありません。

〜19歳21.9万円
20〜24歳24.6万円
25〜29歳28.7万円
30〜34歳32.5万円
35〜39歳37.8万円
40〜44歳40.8万円
45〜49歳43.6万円
50〜54歳45.8万円
55〜59歳48.6万円
60〜64歳35.2万円
65〜69歳31.4万円
70歳〜30.6万円

区分:機械技術者(製造業以外の勤め先も含む産業計)。人数の少ない年齢層は値がぶれやすくなります。

出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(令和7年、職種別)

02関連する職業の求人の動き

求人倍率の「製造技術者(開発)」は、機械以外の開発・設計職も含む参考値です。

有効求人倍率(2026年8月)

職業の区分倍率
製造技術者(開発)1.92倍
職業計1.06倍

ハローワークで扱う求人の数と、仕事を探す人の数の比率です。1を超えると求人のほうが多い状態です。転職サイトなどを含む市場全体や、個人の採用されやすさを表す数字ではありません。

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」(第21表-7)

有効求人倍率の推移(倍)

製造技術者(開発)職業計

季節調整をしていない原数値で、月ごとの動きには季節による上下も含みます。製造業以外の会社の求人も含みます。

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」(第21表-7)

03関連資格と公表されている試験結果

上の「必要な知識・スキル・資格」に挙げた資格のうち、試験を実施する団体が結果を公表しているものです。国家資格・公的資格・民間資格が混ざっています。関連する知識を学ぶための資格の一例で、応募の必須条件を示すものではありません(応募の条件は各求人で確かめてください)。受ける人の経験や試験の仕組みが違うため、合格率で資格の取りやすさは比べられません。担当したい業務と出題の内容を照らし合わせて選ぶのがおすすめです。

CAD利用技術者試験民間2025年度・実施:一般社団法人 コンピュータ教育振興協会(ACSP)

区分申込者受験者合格者合格率
3次元CAD利用技術者試験 1級後期2532396828.4%
3次元CAD利用技術者試験 1級前期2262154621.4%
3次元CAD利用技術者試験 準1級後期37835726373.7%
3次元CAD利用技術者試験 準1級前期26124710140.9%
3次元CAD利用技術者試験 2級2,3172,2461,65873.8%

合格率は試験実施団体の公表値で、分母は受験者です。「―」は公表値を載せていない項目で、MONOSCOPEで独自に計算はしていません。1級・準1級の行は、同じ受験者について合格した級ごとに示したもので、人数は合算できません。

技能検定 機械・プラント製図国家資格2025年度・実施:厚生労働省(試験実施:都道府県職業能力開発協会、試験問題作成:中央職業能力開発協会)

区分申込者受験者合格者合格率
全等級計4,081―1,560―

この試験の合格率は載せていません(実施団体の公表値がないため、独自に計算はしていません)。

技術士試験国家資格2025年度・実施:公益社団法人 日本技術士会(文部科学大臣指定の試験・登録機関)

区分申込者受験者合格者合格率
第一次試験 機械部門2,3721,72347527.6%
第二次試験 機械部門1,04188414316.2%
第二次試験 機械部門 選択科目「機械設計」4383816717.6%

合格率は試験実施団体の公表値で、分母は受験者です。「―」は公表値を載せていない項目で、MONOSCOPEで独自に計算はしていません。選択科目の行は、その部門の内数です。「計」の行は、ほかの行の合計です。

機械設計技術者試験民間2025年度・実施:一般社団法人 日本機械設計工業会

区分申込者受験者合格者合格率
1級―1436042.0%
2級―58927646.9%
3級―1,67889853.5%

合格率は試験実施団体の公表値で、分母は受験者です。「―」は公表値を載せていない項目で、MONOSCOPEで独自に計算はしていません。

出典:一般社団法人 コンピュータ教育振興協会(ACSP)CAD利用技術者試験センター「CAD利用技術者試験 統計情報」、厚生労働省 人材開発統括官付 能力評価担当参事官室「令和7年度「技能検定」の実施状況を公表します(別添 4.職種別受検申請者数の推移(過去6年間)及び令和7年度の合格者数)」、公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 統計情報/技術士第二次試験 統計情報(令和3〜7年度の各年度PDF)」、一般社団法人 日本機械設計工業会「令和5〜7年度 機械設計技術者試験受験者数と合格率(受験者の方へのお知らせ)」

この職種のキャリアパスを見る →関連する職種を職種マップで見る →

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08CAREER PATH

キャリアパス

A. 昇進軸

若手(1〜5年目)部品・ユニットの詳細設計担当
中堅(6〜15年目)製品全体の構想設計・設計リーダー
管理職設計部門のマネジメント・開発方針決定

B. 専門職軸

機械設計スペシャリスト特定分野の設計・解析の第一人者として開発をリード
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