設備保全

設備保全

工場の生産設備が止まらないよう、点検・修理・予防保全を行う職種。機械・電気・制御の幅広い知識を活かして、トラブル時の原因究明と復旧を担う。IoTセンサーによる予知保全の導入が進み、データを活用できる保全人材の価値が高まっている。

05WORKFLOW

仕事の流れ

  1. STEP 1

    点検計画

    設備ごとの点検項目と周期を決める

  2. STEP 2

    日常・定期点検

    異音・振動・摩耗などを確認する

  3. STEP 3

    故障対応

    停止時に原因を特定し復旧する

  4. STEP 4

    予防保全

    部品交換や整備で故障を未然に防ぐ

  5. STEP 5

    保全改善

    故障データから再発防止策を実施する

06SKILLS

必要な知識・スキル・資格

専門知識

  • 機械の知識
  • 電気・制御の知識

業務スキル

  • 図面を読む力と測定器の扱い
  • 故障の原因を切り分ける力
  • 連携と安全の意識

関連資格

  • 機械保全技能士
  • 電気工事士
  • 第三種電気主任技術者
  • 危険物取扱者

詳しく:設備保全に必要なスキル・資格とキャリアパス →

電気工事士・電験三種の講座内容と受講料(SAT) →

07DATA

数字で見る設備保全の仕事

関連する職業の給与・求人の動きと、関連資格の試験結果を、公的統計と試験実施団体の公表値で見ます。

仕事や学ぶことを考えるための参考の数字です。統計の職業の分け方はMONOSCOPEの職種と一致しないため、仕事の内容と統計の定義を照らし合わせ、関連を説明できる区分を載せています。職種全体を表せない場合は、対象になる仕事と含まれない仕事を書いています。

数字使う統計の区分対応
給与はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者対応する区分
求人倍率機械整備・修理従事者広い区分(参考)
数字の対象・区分の考え方を見る
  • 給与:日本標準職業分類(H21)の中分類『機械整備・修理従事者』は『工場などの生産現場において生産設備の整備の仕事に従事するもの』を含むと明記され、小分類『はん用・生産用・業務用機械器具整備・修理従事者』の例示に『機械保全工』がある。賃金構造ではこれと電気機械器具整備・修理従事者が1つの職種にまとめられている。工場外の機械修理工(建設機械・印刷機など)も含む。自動車整備・修理従事者は別職種で含まれない。保全計画などを担う技術者(機械技術者(開発を除く)の据付・修理)は含まれない。
  • 求人倍率:求人倍率表は中分類『機械整備・修理従事者』のみで、自動車整備・修理従事者や輸送機械の整備も合算している(自動車整備の求人が多い区分)。設備保全だけの値ではないため参考値。

01関連する職業の給与

工場の生産設備の整備を含む「機械器具の整備・修理従事者」(はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具)の数字です。

短時間労働者以外の「一般労働者」の平均です。所定内給与は、毎月決まって払われる給与から残業代などを除いた額で、手当を含み賞与は含みません。月給(2025年6月分)と賞与(2024年の1年間)は対象の期間が違うため、合わせた平均年収は示していません。求人票と比べるときは、担当業務・勤務地・経験の条件や、残業代・賞与の扱いも確かめてください。

所定内給与(月)32.2万円2025年6月分・はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者
年間賞与など125.0万円2024年の1年間
平均年齢42.7歳この区分で働く人の平均
平均勤続年数15年この区分で働く人の平均

年齢層ごとの平均月給(所定内給与・万円)

各年齢層で働く別々の人の平均です。同じ人の昇給を追った数字ではありません。

〜19歳21.6万円
20〜24歳23.9万円
25〜29歳26.8万円
30〜34歳30.3万円
35〜39歳32.2万円
40〜44歳34.0万円
45〜49歳36.9万円
50〜54歳37.8万円
55〜59歳39.7万円
60〜64歳30.3万円
65〜69歳24.6万円
70歳〜23.6万円

区分:はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者(製造業以外の勤め先も含む産業計)。人数の少ない年齢層は値がぶれやすくなります。

出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(令和7年、職種別)

02関連する職業の求人の動き

求人倍率の「機械整備・修理従事者」は、自動車整備なども含む参考値です。

有効求人倍率(2026年8月)

職業の区分倍率
機械整備・修理従事者3.87倍
職業計1.06倍

ハローワークで扱う求人の数と、仕事を探す人の数の比率です。1を超えると求人のほうが多い状態です。転職サイトなどを含む市場全体や、個人の採用されやすさを表す数字ではありません。

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」(第21表-7)

有効求人倍率の推移(倍)

機械整備・修理従事者職業計

季節調整をしていない原数値で、月ごとの動きには季節による上下も含みます。製造業以外の会社の求人も含みます。

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」(第21表-7)

03関連資格と公表されている試験結果

上の「必要な知識・スキル・資格」に挙げた資格のうち、試験を実施する団体が結果を公表しているものです。国家資格・公的資格・民間資格が混ざっています。関連する知識を学ぶための資格の一例で、応募の必須条件を示すものではありません(応募の条件は各求人で確かめてください)。受ける人の経験や試験の仕組みが違うため、合格率で資格の取りやすさは比べられません。担当したい業務と出題の内容を照らし合わせて選ぶのがおすすめです。

危険物取扱者試験 乙種第4類国家資格2025年度・実施:一般財団法人 消防試験研究センター

区分申込者受験者合格者合格率
乙種第4類――71,059―
乙種第4類82,43372,58422,61531.2%

合格率は試験実施団体の公表値で、分母は受験者です。「―」は公表値を載せていない項目で、MONOSCOPEで独自に計算はしていません。

技能検定 機械保全国家資格2025年度・実施:公益社団法人日本プラントメンテナンス協会(厚生労働大臣指定試験機関)

区分申込者受験者合格者合格率
特級658―24537.2%
1級計8,811―3,50239.7%
2級計12,768―5,78345.3%
3級計6,982―5,20374.5%
全等級計29,219―14,73350.4%

合格率は試験実施団体の公表値で、分母は申込者です。「―」は公表値を載せていない項目で、MONOSCOPEで独自に計算はしていません。「計」の行は、ほかの行の合計です。

第三種電気主任技術者試験国家資格2025年度・実施:一般財団法人 電気技術者試験センター

区分申込者受験者合格者合格率
第三種上期32,33724,7663,20112.9%
第三種下期34,21424,1763,16413.1%

合格率は試験実施団体の公表値で、分母は受験者です。「―」は公表値を載せていない項目で、MONOSCOPEで独自に計算はしていません。

第二種電気工事士試験国家資格2025年度・実施:一般財団法人 電気技術者試験センター

区分申込者受験者合格者合格率
学科試験上期78,97770,94540,94257.7%
技能試験上期55,48551,57637,15872.0%
学科試験下期77,57268,14237,76955.4%
技能試験下期51,73348,03434,31371.4%

合格率は試験実施団体の公表値で、分母は受験者です。「―」は公表値を載せていない項目で、MONOSCOPEで独自に計算はしていません。

出典:一般財団法人 消防試験研究センター「試験実施状況(令和8年4月~令和8年7月)」、公益社団法人日本プラントメンテナンス協会(機械保全技能検定公式サイト kikaihozenshi.jp)「YYYY年度 機械保全職技能検定 試験集計情報(全作業)」、一般財団法人 電気技術者試験センター「第三種電気主任技術者試験の試験結果と推移(更新:令和8年4月)」、一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験の試験結果と推移(更新:令和8年8月)」

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08CAREER PATH

キャリアパス

A. 昇進軸

若手(1〜5年目)日常点検・修理の担当
中堅(6〜15年目)保全計画・改善のリーダー
管理職保全部門のマネジメント

B. 専門職軸

設備保全スペシャリスト特定設備・予知保全の専門家として工場の稼働を支える
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