フランジのFFとRFの違い|全面座・平面座の早見表とパッキン・組み合わせの可否

配管の2枚のフランジとガスケットをボルトで締めた継手

フランジのFFとRFの違いは座面の形で、FF(全面座)は面全体が平ら、RF(平面座)はボルト穴の内側だけが一段高くなっています。

バルブや配管のフランジには、「JIS10K FF」のように規格と呼び圧力の後ろにFFやRFが書かれます。つなぐときは相手側の座面と材質を確かめ、同じ座面どうしにそろえるのが基本で、ガスケット(パッキン)の形も座面で決まります。

この記事では、FFとRFの比較、つないでよい組み合わせ、JIS10Kの寸法とパッキンの早見表、面圧の計算例、図面での確認手順を順に整理します。RFとGFの違いなどの細かな疑問は、最後のよくある質問で答えます。

目次

FFとRFの違い

FF(全面座)とRF(平面座)のフランジの正面図と側面図

FFとRFは、フランジのガスケット座(ガスケットが当たる面)の形を表す記号で、JIS B 2220(鋼製管フランジ)では、FFを「全面座」、RFを「平面座」と呼びます。

「平面座」は平らな面という意味ではなく、一段高い座を指すRFの日本語名です。JISの寸法表では一段高い座に大平面座と小平面座があり、ふつうRFと書けば大平面座を指します。

図1:FF(全面座)とRF(平面座)の比較

違いは「ガスケットが当たる範囲」です。RFは狭い範囲に締付力を集めます。

FF(全面座)
RF(平面座)
英語名
Flat Face(フラットフェイス)
Raised Face(レイズドフェイス)
座面の形
フランジの外周まで全体が平ら
ボルト穴の内側だけが一段高い(JISで1〜5mm)
ガスケットが当たる範囲
全面形なら外周まで、リング形ならボルトの内側まで
一段高い座の上だけ
使うガスケット
全面形(ボルト穴あり)か、リング形
リング形(ボルトの内側に収まる)
同じ締付力での面圧
小さい(広い面に分散)
大きい(狭い面に集中)
JIS B 2220での扱い
5K・10Kの基本の形。16K・20Kは600A以下で選べる
16K以上の基本の形。5K・10Kでも選べる
現場での主な採用例
水・空気などの低圧、鋳鉄製の弁・ポンプ、樹脂やライニングの配管
蒸気・油・危険物、高温・高圧の配管
注意点
全面形ガスケットはガスのシールが難しい
相手が鋳鉄製のFFだと、締め付けの曲げで割れるおそれ

※「JIS B 2220での扱い」は、ニチアスのカタログに転記されたJIS B 2220:2012の寸法表の注記によります。「現場での主な採用例」は一般的な傾向で、規格の規定ではありません。

迷ったら、まず相手側のフランジの座面と材質を確かめます。つないでよいかは組み合わせの章、パッキンの寸法は早見表の章で詳しく見ます。

FF

FFはFlat Face(フラットフェイス)の略で、上の図のようにガスケットの座面を全面に仕上げたものを言います。主にJISの5K・10Kや、JPI(石油学会の規格)のクラス150・300など、比較的低い圧力で使われます。

JISの16K・20Kでも、呼び径600A以下なら必要に応じて全面座にできます。JISの5K・10Kは、寸法図そのものが全面座で描かれており、ニチアスのJIS管フランジ寸法表でも、5K・10Kには「必要に応じて大平面座としてもよい」と注記があります。

全面をシールするため、RFよりもシール面にかかる面圧が小さくなり、内部流体が危険性のない水や空気などの場合によく利用されます。

FFのフランジには、ボルト穴まである全面形ガスケットのほか、ボルトの内側に収まるリング形も使えます。ニチアスは、リング形の寸法表を全面座用と大平面座用の両方として載せています。

全面形ガスケットは面積が広く、締め付ける力が分散します。ニチアスは、ジョイントシートやふっ素樹脂の全面形について、10K・16Kでもガスのシールは難しいと注記しています。

関連記事:フランジ規格ASMEとJPIの違いとは?ANSI・JISとの関係も整理

RF

RFはRaised Face(レイズドフェイス)の略で、ボルトの内側に平らな座面を設けたものを言います。FFと比べると、ボルト・ナットで締め付けた際により面圧がかかるので、内部流体が漏れにくくなります。

よって内部流体が危険物や高温流体の場合によく利用されます。座の高さは、JIS B 2220の寸法表では呼び径に応じて1〜5mmあり、10Kなら25A以下で1mm、32〜250Aで2mm、300A以上で3mmです。

米国のASME B16.5では、クラス150・300で1.6mm、クラス400以上で6.4mmです。鋼製フランジはRFで作られることが多く、FFが要るときは注文で指定するのが一般的です。

JISでも16K以上はRFが基本の形で、ニチアスは、30K以上ではシートガスケットではなく、うず巻形などのセミメタルガスケットを勧めています。

ただし、接続するバルブが鋳鉄製など比較的脆い場合、RFはボルト・ナットの締め付けで曲げ応力が生じ、割れが発生するリスクがあります。このことから、接続先が鋳鉄バルブの場合はRFはあまり使用しません。割れる仕組みと対策は、次の組み合わせの章で説明します。

FFは全面形ガスケット、RFはリング形ガスケットで締めたフランジ継手の断面

上の図のように、FFは全面形ガスケットをボルト穴ごと挟み、RFはリング形ガスケットを一段高い座だけで挟みます。ガスケットの形が違うので、手配のときは座面を必ず書き添えます。

FFとRFの組み合わせはつないでよいか

原則は、FFにはFF、RFにはRFを合わせます。座面がそろえば、ボルトの力がガスケットに均等にかかるからです。判断のときに確かめるのは、次の4つです。

  • 相手側の座面(FFかRFか)
  • 相手の材質(鋼か、鋳鉄・樹脂か)
  • 規格と呼び圧力(JIS 10K、JPI 150 など。ボルト穴が合うか)
  • 使うガスケットの形(リング形か全面形か)

ただ、ポンプや弁にはFFしかない型式もあり、配管側のフランジを機器に合わせることがよくあります。組み合わせごとの扱いは次のとおりです。

図2:フランジとガスケットの組み合わせ

「締められるか」ではなく、ガスケットが均等に押されるかで判断します。

FF+FF(全面形ガスケット)規格どおりの形。鋳鉄や樹脂の機器、低圧の水・空気。ガスのシールは難しい
FF+FF(リング形ガスケット)一般的。リング形はボルトの内側に収まり、全面形より面圧が上がる
RF+RF(リング形ガスケット)規格どおりの形。蒸気・油・危険物、高温・高圧の配管
RF+FF(相手が鋳鉄・樹脂)避ける。FF側が曲げられて割れるおそれ。配管側をFFにそろえる

※RFのフランジに全面形ガスケットを使う組み合わせは、配管・装置メーカーのMIRAIZも「使用しない」と整理しています。

RFのフランジに全面形ガスケットを挟むと、ガスケットのうち座より外の部分は相手と触れず、押されません。シールに効くのは座の上の部分だけなので、リング形を使うのと変わらず、外側の部分は余分になります。

鋼どうしで低圧なら、FFとRFを締めても漏れないことはありますが、ボルトの力はRFの座に集まり、FF側の外周は浮いたままです。

設計では同じ座面にそろえ、既設で混ざっている場合は設計者やメーカーに確かめます。とくに相手が鋳鉄や樹脂なら、そのまま締めないことが大切です。

図3:鋳鉄のFFに鋼のRFを締めると割れる仕組み

RFの座だけが当たり、ボルトの周りにすき間が残ります。締めるほど鋳鉄の外周が曲げられます。

鋼のRF鋳鉄のFFすき間付け根が割れる鋼管鋳鉄の弁

※上半分の断面の模式図。点線はリング形ガスケット、塗りはRFの一段高い座です。

危ないのは、鋳鉄製の弁(FF)に鋼のRFフランジを締めるときで、RFの座だけがガスケットに当たり、ボルトの周りにはすき間が残ります。

その状態でボルトを締めると、鋳鉄のフランジの外周がすき間に向かって引き込まれ、鋳鉄は曲がる前に割れやすい材料なので、付け根にひびが入ります。

米国のバルブメーカーのMilwaukee Valveは、全面座の鋳鉄弁をRFの鋼フランジに付けて割れた返品の例を紹介しています。同社は、ASME B16.5とB31.1がこの場合に鋼フランジを全面座にすべきとしていると説明しています。対策は、次のいずれかです。

  • 配管側の相フランジを、鋼製のFF(JIS 10K FFなど)にする
  • 既設の鋼フランジのRFを削ってFFにし、全面形ガスケットを使う
  • 鋳鉄側を片締めしないよう、対角の順に少しずつ均等に締める

RFを削るかどうかは配管の仕様で決め、フランジや機器のメーカーにも可否を確かめます。機器に付けるフランジを誰が用意するかは、相フランジ(組フランジ)の所掌と手配で整理しています。

JIS10KのFF・RFとパッキン寸法の早見表

JIS 10Kの鋼製管フランジのうち、よく使う7サイズで、座の寸法とガスケット(パッキン)の内径・外径を並べます(単位mm)。RFパッキンと呼ばれるリング形も、FF用の全面形も、寸法はJIS B 2404(管フランジ用ガスケットの寸法)で決まっています。

図4:JIS 10K フランジの座とパッキンの寸法早見表

リング形の外径は「中心円の径−ボルトの径」で、ボルトの内側にちょうど収まります。

呼び径RFの座の径 g/高さ fリング形(RF用)内径×外径全面形(FF用)外径ボルト穴 中心円・数×径ボルト
15A51/122×589570・4×15M12
25A67/135×7412590・4×19M16
50A96/261×104155120・4×19M16
80A126/290×134185150・8×19M16
100A151/2115×159210175・8×19M16
150A212/2167×220280240・8×23M20
200A262/2218×270330290・12×23M20

※単位mm。gはRFの座の外径、fは座の高さです。ニチアスのガスケット製品カタログに載るJIS B 2220:2012(鋼製管フランジ)とJIS B 2404:2018(管フランジ用ガスケットの寸法)の寸法表から抜粋。全面形の内径はリング形と同じで、外径はフランジの外径と同じです。発注の前に、相手のフランジの規格・呼び圧力と、ガスケットメーカーの最新の寸法表で照合してください。

たとえば100Aなら、ボルト穴の中心円175mmからボルト(M16)の太さ16mmを引くと159mmです。これがリング形の外径と一致し、表の10Kの7サイズはすべてこの関係になっています。

リング形はボルトに触れる寸法なので、締めるときにボルトで中心が決まり、ずれにくくなります。RFの座の径(100Aで151mm)より外径が少し大きいのは、このためです。

全面形は外径がフランジと同じで、ボルト穴も開いており、穴の位置で向きが決まるので、施工はしやすい一方、主に低い圧力向けです。全面形の寸法表は2K・5K・10K・16Kまでで、20K以上の列はありません。

同じ呼び径でも、呼び圧力が変わるとガスケットの外径も変わり、たとえば100Aのリング形の外径は、5Kで149mm、10Kで159mm、20Kで165mmです。

ガスケットを注文するときは、規格・呼び圧力・呼び径に加えて、形(リング形か全面形か)、材質、厚さまで指定します。「JIS 10K 100A」だけでは、FF用かRF用かが決まりません。

材質(ゴム・ジョイントシート・ふっ素樹脂など)の選び方は、ガスケットとパッキンの違いが参考になります。

ガスケットの当たり面積と面圧の計算例

RFが漏れにくい理由は、同じ締付力をより狭い面で受けるからです。JIS 10K 100Aの寸法で、ガスケットが押される面積を比べます。

図5:JIS 10K 100Aでの当たり面積と平均面圧

締付力の合計を100kNと仮定すると、RFの平均面圧はFF+全面形の約3倍です。

RF+リング形7,521mm²/13.3MPaπ/4×(151²−115²)。押されるのは座の外径151mmまで
FF+リング形9,469mm²/10.6MPaπ/4×(159²−115²)。リング形の全体が押される
FF+全面形21,981mm²/4.5MPaπ/4×(210²−115²)−ボルト穴8×π/4×19²

※平均面圧=締付力の合計÷当たり面積の単純計算。100kNは比べるための仮の値で、推奨の締付力ではありません。寸法はJIS 10K 100A(座の径151、リング形115×159、全面形の外径210、ボルト穴8×19)。

RFの座の外径は151mmなので、外径159mmのリング形でも押されるのは151mmの内側だけです。FFに全面形を使うと、面積はRFの約2.9倍になり、平均面圧は約3分の1に下がります。

計算の手順は、外径と内径の円の面積の差を求めるだけで、全面形はそこからボルト穴8個分(1個 約284mm²)を引きます。

実際の締付力やガスケットに必要な面圧は、ガスケットの種類ごとにメーカーの資料で決まりますので、この計算だけで漏れにくさや使えるかどうかは判断できません。

ボルト1本あたりの締付力とトルクの関係は、ボルトの強度区分と締付トルクの決め方で解説しています。

フランジの座面の種類(FF・RF・MF・TG・RJ)

FF・RFのほかに、高い圧力や漏れを嫌う配管では、2枚をはめ合わせる形の座面も使います。主な種類は次のとおりです。

図6:フランジの座面の種類

アイコンはフランジの断面です。上の段ほど一般的で、下の段ほど高い圧力向けです。

FF:全面座面全体が平ら。全面形かリング形のガスケット。JIS 5K・10Kの基本
RF:平面座(大平面座)ボルト穴の内側が一段高い。リング形のガスケット。JIS 16K以上の基本、ASMEでも一般的
小平面座RFより座の径が小さい形。JIS B 2220の附属書(参考)に載る
MF:はめ込み形メール(凸)とフィメール(凹)をはめ合わせ、ガスケットを凹の中で挟む
TG:溝形タング(細い突起)をグルーブ(溝)に入れ、ガスケットを溝の中に収める
RJ:リングジョイント両側の溝に金属のリングを入れる。ASME・JPIの高温・高圧のフランジで使う

※MF・TGはJIS B 2220の寸法表にあり、5Kと10K薄形には使いません(ニチアスのJIS管フランジ寸法表)。RJのリングはオーバル形・オクタゴナル形で、ASME・JPIのクラス150〜2500ごとにリング番号が決まっています。

MFとTGは、向かい合う2枚で凸と凹の形が違うため、手配するときは、どちらのフランジがメール(凸)かまで図面に書き分けます。

RJは、溝に入れた金属リングを押しつぶしてシールする形で、石油・化学の高温・高圧の配管や、圧力の高い弁で見かけます。

図面・発注でのFF・RFの書き方と確認手順

図面や仕様書では、規格・呼び圧力・呼び径・座面を並べて書き、たとえば「JIS 10K 100A FF」は、JIS B 2220の呼び圧力10K、呼び径100Aで、座面が全面座のフランジです。

石油・化学のプラントでは、「JPI 150 RF」のように石油学会の規格とクラスで書くこともあります。フランジの形式(スリップオンのSO、溶接首のWNなど)と続けて「SOFF」「SORF」と書く例もあります。

現場で見分けるときは、座面の段差を見ます。ボルト穴の内側に数mmの段があればRF、外周まで平らならFFです。

外したフランジなら、ガスケットの跡も手がかりになり、跡がボルト穴の外まで残っていれば、全面形を使っていたと分かります。手配の前に確かめる順番は、次のとおりです。

図7:フランジとパッキンを手配する前の確認手順

規格→座面と材質→ガスケットの形→材質と締め方の順に照合します。

01規格と呼び圧力JIS 10K、JPI 150など。ボルト穴の数と中心円が相手と合うか
02座面と相手の材質相手がFFかRFか。鋳鉄・樹脂ならFFにそろえる
03ガスケットの形RFはリング形、FFはリング形か全面形。寸法はJIS B 2404で照合
04材質と締め方流体・温度・圧力でガスケット材を選び、対角の順に均等に締める

※案件ごとの配管仕様書(パイピングクラス)で、ラインごとに規格・座面・ガスケットが決まっていることも多くあります。

配管の仕様は、P&ID(配管計装図)の線番号から配管仕様書をたどると確かめられます。図の記号の読み方は、P&ID(配管計装図)の読み方で紹介しています。

フランジ以外のつなぎ方との使い分けは、配管のねじ込み・フランジ・溶接の違いにまとめています。

フランジのFF・RFのよくある質問

フラットフェイスとは何ですか?

フラットフェイス(Flat Face、FF)は、ガスケットが当たる面がフランジの外周まで平らな座面で、JIS B 2220では「全面座」と呼びます。

ボルト穴まである全面形ガスケットか、ボルトの内側に収まるリング形ガスケットを挟んで使います。

レイズドフェイスとは何ですか?

レイズドフェイス(Raised Face、RF)は、ボルト穴の内側だけを一段高くした座面です。JIS B 2220では「平面座」と呼び、狭い面で締めるので面圧が高くなります。

RFパッキンとは?FFのフランジにも使えますか?

RFパッキンは、ボルトの内側に収まるリング形のガスケットで、「内パッキン」とも呼ばれます。外径がボルトの内側に接する寸法なので、FFのフランジにも使えます。

逆に、RFのフランジに全面形(FFパッキン)を使うことはしません。座より外側は押されないためです。

JIS10K FFとは何ですか?

JIS B 2220の呼び圧力10Kで、座面が全面座(FF)のフランジです。10Kは全面座が基本の形で、鋳鉄製の弁やポンプの相手にも選ばれます。同じ10Kでも「JIS10K RF」と書かれていれば、ボルト穴の内側が一段高い平面座です。

フランジのRFとGFの違いは何ですか?

RF形・GF形は、水道用のダクタイル鉄管で使う呼び名で、JIS B 2220(鋼製管フランジ)のFF・RFとは別の体系です。工場やプラントの鋼製配管のFF・RFとは分けて考えます。

日本ダクタイル鉄管協会は、RF形どうしを「大平面座形」、RF形とGF形の組み合わせを「溝形」と呼んでいます。GF形は、ガスケットを収める溝の付いたフランジです。

協会のQ&Aでは、7.5KはRF形どうし、10K・16K・20KはRF形とGF形の組み合わせで使い分けます。ガスケットも、RF形どうしはRF形ガスケット、RF形とGF形はGF形ガスケット(1号・2号)と分かれます。

締め付けの管理方法も違うので、施工は協会の「フランジ形ダクタイル鉄管 接合要領書」に従います。

FFとRFをつなぐとき、まず何を確認しますか?

まず相手側の座面と材質を確かめます。相手が鋳鉄や樹脂のFFなら、こちらもFFにそろえ、全面形ガスケットで締めます。

鋼どうしでも、設計では同じ座面にそろえるのが基本で、既設で混ざっていたら、規格・呼び圧力・ガスケットの形を確かめ、設計者やメーカーに相談します。

フランジフェイスとは何ですか?

フランジフェイス(flange face)は、フランジが相手と向き合う面、つまりガスケット座のことです。FF・RF・MF・TG・RJは、このフェイスの形の種類を表します。

RFの出っ張りの高さは何mmですか?

JIS B 2220の10Kでは、25A以下で1mm、32〜250Aで2mm、300A以上で3mmで、16K・20Kの650A以上は5mmになります。ASME B16.5では、クラス150・300で1.6mm、クラス400以上で6.4mmです。

自分のフランジの値は、規格と呼び圧力・呼び径を決めてから、フランジやガスケットのメーカーの寸法表で確かめます。JIS 10Kのよく使うサイズは、本文の早見表(図4)にまとめています。

まとめ

この記事のまとめ
  • FFはFlat Face(フラットフェイス)の略で、ガスケットの座面を全面に仕上げたもの(JISの全面座)
  • RFはRaised Face(レイズドフェイス)の略で、ボルトの内側に平らな座面を一段高く設けたもの(JISの平面座、高さ1〜5mm)
  • RFはFFに比べ面圧は上がるが、相手が鋳鉄製のFFだと割れが発生するリスクがある
  • つなぐときはFFにはFF、RFにはRF。FFにはリング形も使えるが、RFに全面形は使わない
  • パッキンの寸法はJIS B 2404で決まり、リング形の外径は「中心円の径−ボルトの径」でボルトの内側に収まる

バルブの型式によってはラインナップにFFしかない場合もあり、その都度配管側で接続形式を合わせることがあります。ぜひ、接続がちぐはぐにならないよう、図面や実物を見ながら注意していきましょう。

フランジを管に付ける溶接の方法はSW(ソケットウェルド)とBW(バットウェルド)の違いで、フランジの規格の違いは冒頭の関連記事で整理しています。

出典

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プラント機器メーカーとプラントメーカーで約10年、設備の提案・設計・試運転に携わったのち、Webマーケターに転身。現在はBtoB製造業専門のWebコンサルタントとして、メーカーの情報発信を支援しています。エネルギー管理士/第三種電気主任技術者。工業技術ブログを2017年から運営(500本以上執筆)、YouTube登録者約2万人、Xフォロワー約1万人。

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