三菱化工機はどんな会社か|水素・油清浄機・プラントの強み

遠心分離機に使われるステンレス製の分離板の接写

2026年9月30日、三菱化工機は月島ホールディングス(月島HD)との経営統合を発表しました。三菱化工機は、化学や半導体素材などのプラントを設計から建設まで請け負う仕事と、油清浄機や遠心分離機を自社工場でつくる仕事を両輪にする会社です。

2026年3月期の連結売上高は842億円、営業利益は約92億円で、売上が最も大きいのはプラントを建てるエンジニアリング事業です。一方で利益を最も多く稼いだのは船舶向けの油清浄機を含む単体機械事業で、売上の柱と利益の柱が別の事業にある点が、この会社を読むときの出発点になります。

この記事では、会社の基本情報と3つの事業の稼ぎ方、ほかのプラント会社との違いを先に押さえます。そのうえで水素製造装置と油清浄機の強み、業績と成長計画、月島HDとの統合で変わることを、決算説明資料や有価証券報告書などの公開情報から順に整理します。

目次

三菱化工機はどんな会社か

三菱化工機は、川崎市に本社を置く東証プライム上場の機械メーカーです。創立は1935年5月で、化学工業用の機械を国産化する要請に応えて「化工機製作株式会社」として生まれ、現在の法人は1949年9月に設立されました。

設立には三菱グループ各社と、当時の月島機械(現在の月島HD)が出資しています。2026年3月末の連結従業員は1,044名で、川崎製作所と鹿島工場のほか、子会社のMKK東北が秋田に工場を持ち、タイとオランダにも子会社があります。

創業から続く技術の軸は、固体・液体・気体を分ける「分離」の技術です。1940年に油清浄機の製造を始め、1964年には水蒸気改質法による水素製造装置の国内1号機を手がけるなど、分ける技術とガスをつくる技術を機械とプラントの両方に広げてきました。

図1:三菱化工機の技術と3つの事業

分離の技術を土台に、プラント・機械・脱炭素の3つの事業を展開しています。

分離の技術固体・液体・気体を分ける。創業以来のコア技術
エンジニアリング化学・半導体素材・下水処理などのプラントを設計・建設
単体機械油清浄機・遠心分離機・ろ過機を自社工場でつくる
GX水素製造装置・バイオガス・SAF向け機器など脱炭素分野

※GX事業は2025年度に新設した報告セグメント。出典:同社 決算説明会資料(2026年3月期)

3つの事業と売上・利益の柱

三菱化工機の報告セグメントは、エンジニアリング事業、単体機械事業、GX事業の3つです。GX事業は2025年度に新しく立てたセグメントで、水素やバイオガス、SAF(持続可能な航空燃料)など脱炭素に関わる製品を、既存の2事業から切り出してまとめています。

2026年3月期の売上高はエンジニアリングが457億円で最も大きく、単体機械が202億円、GXが183億円でした。ところがセグメント利益で見ると、単体機械が54億円とエンジニアリングの31億円を上回り、単体機械の営業利益率は26.8%に達しています。

図2:セグメント別の売上高と利益(2026年3月期)

売上はエンジニアリングが最大ですが、利益は単体機械が最も多く稼いでいます。

売上高
エンジニアリング457億円
単体機械202億円
GX183億円
セグメント利益
エンジニアリング31億円
単体機械54億円
GX6億円

※百万円単位の実績を億円に四捨五入。売上高と利益は別の目盛り。出典:同社 決算説明会資料(2026年3月期)

エンジニアリング事業

エンジニアリング事業は、顧客の工場や処理場にプラントを設計・調達・建設(EPC)する仕事です。対象は化学品や半導体素材などの電子材料、医薬品・食品のプラントに加え、LNG・都市ガス関連装置や石油精製関連装置、下水処理や廃棄物処理の設備まで広がります。

2026年3月期は、前期までに受注した国内の半導体素材関連プラントや下水処理施設の工事が進み、売上高は前期比25.2%増えました。受注高は307億円と前期から22.8%減ったものの、2027年3月期は半導体素材関連やケミカルプラントの受注で445億円を見込んでいます。

日本最大の下水処理場である東京都の森ケ崎水再生センターでは、消化ガスを有効活用する設備の再構築工事を受注し、現在進めています。プラントの仕事を担う企業の分類や受注から引き渡しまでの流れは、プラント業界の全体像で詳しく整理しています。

単体機械事業

単体機械事業は、自社の工場で機械をつくって売る事業です。主な製品は、船舶の燃料油・潤滑油をきれいにする油清浄機や船舶の環境規制に対応する機器、化学・医薬・食品工場で使う遠心分離機やろ過機、撹拌機、海水取水用の除塵設備です。

この事業の利益率が高いのは、機械本体を納めたあとも交換部品やアフターサービス工事の売上が続くためです。同社は2026年3月期の増益の理由として、造船・海運の好調に加え、利益率の高いアフターサービス部品・工事の売上増を挙げています。

GX事業

GX事業は、水素製造装置や水素ステーション、下水汚泥からのバイオガス利活用、SAF製造向けの遠心分離機などを扱う成長事業です。2026年3月期は前期までに受注した大型水素製造設備の工事が進み、売上高は前期の49億円から183億円へ伸び、セグメント損益は黒字に転じました。

2025年度の研究開発費8億1,500万円のうち6億5,900万円をGX事業に充てており、開発の重心ははっきりと脱炭素の分野にあります。CO2回収装置やメタネーション(水素とCO2からメタンをつくる技術)、水電解による水素製造なども開発を進めています。

ほかのプラント会社との違い

プラント会社と呼ばれる企業の中でも、三菱化工機の立ち位置はやや独特です。日揮ホールディングスや千代田化工建設、東洋エンジニアリングといったEPC専業の大手は、LNGや石油化学などエネルギー関連の大型案件を国内外で請け負うことを主力とします。

これに対して三菱化工機は、自社工場で機械をつくるメーカーの顔と、プラントを建てるEPCの顔を一社で持つ点が違います。同社の決算説明資料も、平均2〜3年かけて設計・建設するEPC型と、半年〜2年で機械を製作・出荷するモノづくり型という2つのビジネスモデルを並べて示しています。

比べる点三菱化工機大手EPC専業(日揮・千代田・東洋エンジ)月島HD
主な仕事プラントのEPCと、単体機械の製造・販売大型プラントのEPC水インフラ・産業向けの機械とプラント
自社でつくる機械油清浄機、遠心分離機、ろ過機、水素製造装置など機器は主にメーカーから調達して組み上げる汚泥処理などの単体機器
得意な分野化学・半導体素材、都市ガス、水素、下水処理、船舶LNG・石油・石油化学などエネルギー関連浄水場・下水処理場、化学・ライフサイエンス
稼ぎ方の特徴工事の売上と、機械の部品・保守の売上の両方大型工事の売上が中心設計・建設から運転管理・保守まで一貫
各社の公開資料をもとに事業の型を整理したもので、規模や優劣の比較ではありません。

大手EPC各社の事業は、日揮ホールディングスの事業構造や千代田化工建設の歩みで個別に読めます。三菱化工機は案件の規模で大手EPCに及ばない一方、2027年3月期の会社予想でも、エンジニアリングの減収を単体機械とGXの好調が下支えする見通しを示しています。

水素製造装置:60年以上の実績と2026年の大型受注

ガス処理装置のステンレス配管とバルブの接写

三菱化工機が水素で注目されるのは、水素を使う場所で水素をつくる「オンサイト型」の製造装置を長く手がけてきたためです。天然ガスなどの原料に水蒸気を加えて高温で反応させる水蒸気改質で水素を取り出し、精製してその場の工場や水素ステーションに送ります。

図3:オンサイト型の水素製造の流れ

原料を運び込み、水素はつくった場所でそのまま使います。

天然ガスなど水蒸気改質水素を精製その場で使う原料高温で反応高純度に工場・ステーション

※一般的な水蒸気改質の流れを簡略化した図。装置の構成は機種や用途で異なります。

液化水素やボンベで外から運び込む方式と比べると、オンサイト型は水素そのものを輸送する手間を省けます。半導体工場のように毎日まとまった量の水素を使う現場ほど、この利点が効いてきます。

実績の数字が示すもの

同社は1964年に水蒸気改質法による水素製造装置の国内1号機を手がけて以来、60年以上この分野に携わっています。2005年に開発した小型パッケージ型の「HyGeia」シリーズは、水素ステーションや工業用途で約100基の納入実績があり、同社はこの分野でトップシェアだとしています。

大型のICI式などを含めると、水素製造装置全体の納入実績は国内外で200基に迫ります。HyGeiaの出荷は2025年3月期の11基に対し2026年3月期は4基と年で振れがあり、出荷先は半導体・電子材料とカーボンニュートラル向けが中心です。

2026年の大型受注

2026年6月には日本製鉄から中型の「M-HyGeia 1000」を受注しました。1時間に1,000ノルマル立方メートルの水素をつくる装置3系統を、電炉への転換を進める九州製鉄所八幡地区に2028年に納めます。製鉄での水素の使い道は水素還元製鉄と電炉転換で整理しています。

9月には川崎重工業からも、1時間に8,400ノルマル立方メートル(公称で1日18.0トン)の水素製造装置を受注し、2029年春ごろ川崎市の同社設備に納めます。つくった水素は、液化水素サプライチェーンの商用化実証の基地などへ送る計画です。

ただし受注した工事は一度に売上になるのではなく、工事の進み具合に応じて数年かけて売上に計上されます。2026年3月末のGX事業の受注残高は415億円あり、この受注残が今後数年の売上の土台になります。

油清浄機と分離技術:船の燃料をきれいにする主力製品

検査台に並んだ船舶燃料油のサンプル瓶

油清浄機は、船のエンジンで使う燃料油や潤滑油から、水分や固形の汚れ(スラッジ)を遠心力で取り除く機械です。三菱化工機は1940年に製造を始め、現在は「三菱セルフジェクター(SJ)」シリーズとして販売しています。

図4:油清浄機が油を分ける仕組み

回転体を高速で回し、油より重い水やスラッジを外側へ分けます。

汚れた燃料油遠心力で分けるきれいな油水・スラッジ

※遠心分離の原理を簡略化した図。分けた油はエンジンへ送り、水・スラッジは機外へ排出します。

船の燃料には水分や固形分が混じりやすく、そのままエンジンへ送ると部品の摩耗や故障の原因になります。燃料と潤滑油の両方を処理する装置として、油清浄機は船の機関室に欠かせない機械です。

シェアの数字と根拠

同社はSJシリーズのシェアを国内90%以上、世界50%以上としています。これは船舶の燃料油・潤滑油の清浄用途についての同社調べの数字で、世界シェアは30%台から50%程度へ伸びたと説明しています。

図5:油清浄機「SJシリーズ」のシェアと販売台数

国内で9割以上、世界でも半分以上のシェアを持つと同社は説明しています。

国内:10隻中9隻以上(90%以上)

世界:10隻中5隻以上(50%以上)

SJシリーズの販売台数
2024年3月期2,100台
2025年3月期2,700台
2026年3月期3,300台
2027年3月期3,800台

※シェアは船舶の燃料油・潤滑油の清浄用途で同社調べ。販売台数は川崎製作所での生産台数の概算で、2027年3月期(斜線)は会社予想。出典:同社 決算説明会資料(2026年3月期)

販売台数は2024年3月期の2,100台から2026年3月期は3,300台に増え、2027年3月期は3,800台を見込みます。工場の最大生産能力は5,000台あり、新造船の需要が続く中で、中国を中心に販売を強める方針です。

本体を売ったあとに稼ぐ仕組み

油清浄機は船が動く限り使い続ける機械なので、消耗した部品の交換や点検の需要が長く続きます。単体機械事業の営業利益率が2025年3月期の23.1%から26.8%へ上がった背景にも、利益率の高いアフターサービス部品・工事の増加があります。

分離技術は船だけでなく、化学・医薬・食品工場の遠心分離機やろ過機にも生かされています。原薬・電子材料向けのベンチスケール(試験規模)の固液分離機3製品を新たにそろえ、廃食油からSAFをつくる国内初の大規模生産実証の設備にも、不純物を除く遠心分離機を納めました。

業績と成長計画

連結売上高は2023年3月期の446億円から2026年3月期の842億円へ3年で約1.9倍になり、営業利益も25億円から92億円に増えました。2027年3月期の会社予想は、大型案件が上期に完工する影響で売上高800億円、営業利益88億円と小幅な減少です。

図6:連結売上高と営業利益の推移

3年で売上は約1.9倍、営業利益は約3.6倍になりました。

売上高
2023年3月期446億円
2024年3月期478億円
2025年3月期592億円
2026年3月期842億円
2027年3月期800億円
営業利益
2023年3月期25億円
2024年3月期44億円
2025年3月期57億円
2026年3月期92億円
2027年3月期88億円

※2027年3月期(斜線)は2026年5月時点の会社予想。百万円単位の実績を億円に四捨五入。売上高と営業利益は別の目盛り。出典:同社 IR「財務・業績データ」、決算説明会資料

2025〜2027年度の中期経営計画では、最終年度に売上高900億円、うちGX事業230億円、営業利益率9%以上、ROE12%以上を目標に掲げています。成長投資は3年間で80億円とし、研究開発に30億円、M&Aに50億円を充てる計画です。

2026年5月には長期の経営ビジョンも更新し、売上高1,000億円の到達時期を2035年度から2029年度へ6年前倒ししました。2035年度は売上高1,200〜1,400億円のうち4〜5割をGX事業で稼ぐ姿を描きますが、いずれも統合発表前の三菱化工機単独の計画です。

月島ホールディングスとの経営統合で何が変わるか

2026年9月30日、三菱化工機と月島HDは対等の精神による経営統合で合意しました。月島HDは1905年に産業機械メーカーとして創業し、浄水場・下水処理場向けの水環境事業と、化学やエネルギー向けの産業事業を手がける会社で、2026年3月期の連結売上高は1,489億円です。

統合の効力発生は2027年4月1日の予定で、両社は12月4日の臨時株主総会で承認を諮ります。手続きは2段階に分かれており、4月に持株会社の体制をつくったあと、7月に子会社どうしの合併で事業を集める計画です。

図7:経営統合後の会社の形(予定)

現在の三菱化工機が持株会社になり、その下で事業会社を再編します。

三菱化工機東証プライム上場
月島HD東証プライム上場。2027年3月30日に上場廃止予定
2027年4月1日(予定)
三菱月島化工機ホールディングス現在の三菱化工機が社名を変えた共同持株会社
傘下の事業会社
三菱化工機(新)事業を引き継いだMKKネクストが社名を承継
月島HD株式交換で完全子会社に
月島機械など月島HDの事業子会社
2027年7月1日(予定)
三菱月島化工機械新・三菱化工機が月島機械を合併し社名変更。産業機械事業を集約。月島HDは持株会社に吸収合併

※両社の株主総会の承認や許認可の取得が前提。水環境事業を月島JFEアクアソリューションへ移す再編は検討中で、時期を含め未定。出典:両社「経営統合に関するお知らせ」(2026年9月30日)

社名と上場はどうなるか

現在の三菱化工機は持株会社となり、「三菱月島化工機ホールディングス」へ社名を変えます。事業は2026年9月30日に設立した子会社「MKKネクスト」が引き継ぎ、この子会社が「三菱化工機株式会社」の社名を受け継ぐ予定です。

株式交換では月島HDの株式1株に三菱化工機の株式0.88株を割り当て、上場廃止の予定が示されているのは月島HDの側です。7月1日には月島機械を新しい三菱化工機に合併し、産業機械事業を集める「三菱月島化工機械株式会社」とする計画です。

統合のねらいと未定の部分

開示資料は三菱化工機の課題として、水処理を含むエンジニアリング事業の厳しい競争と、ウォーターPPPなど官民連携への対応力を挙げています。月島HDは下水汚泥焼却炉などで国内トップクラスのシェアと官民連携の豊富な実績を持ち、互いの強みと課題を補い合う組み合わせです。

統合後のグループは2036年3月期に売上高3,500億円、営業利益300億円以上を目指し、そのうち売上高500億円・営業利益80億円を統合の効果と見込んでいます。一方で、水環境事業を月島JFEアクアソリューションへ移す再編は検討段階にあり、時期を含めて詳細は決まっていません。

働く場・取引先として見た三菱化工機

機械部品の図面とノギスが置かれた設計者の机

2026年3月期の有価証券報告書によると、三菱化工機単体の従業員は699人、平均年齢46.5歳、平均勤続年数16.2年で、平均年間給与は約859万円でした。単体の内訳はエンジニアリング事業184人、単体機械事業244人、GX事業99人、全社部門172人です。

会社は連結従業員を2025年度末の1,044名から、2027年度末に1,200名へ増やす計画を掲げ、採用と教育研修を強めています。本社と川崎製作所の再編も進めており、川崎製作所を製品開発と生産のマザー工場にする方針です。

仕事と取引の接点

事業の中身から考えると、三菱化工機と接点が多いのは次のような仕事です。

  • プラントのプロセス設計・機械設計・施工管理(エンジニアリング事業)
  • 遠心分離機や油清浄機の設計・生産技術・品質保証(単体機械事業)
  • 船舶や工場向けの部品販売・保守サービス(単体機械事業)
  • 水素製造装置やCO2回収装置の開発(GX事業)

プラント側の仕事の違いはプラントエンジニアの仕事と役割で詳しく紹介しています。取引先として見ると、主要な販売先である日本製鉄への販売が総販売実績の17.7%を占めており、製鉄の脱炭素投資の動きが業績に直接響く顧客構成です。

三菱化工機のよくある質問

三菱化工機は三菱重工業の子会社ですか?

子会社ではありません。三菱化工機は三菱グループ各社と当時の月島機械の出資で設立された東証プライム上場の独立した会社で、経営統合の開示資料にも親会社に関する記載はありません。

統合後、三菱化工機という社名はどうなりますか?

2027年4月1日に現在の会社は「三菱月島化工機ホールディングス」へ社名を変え、事業を引き継ぐ子会社が「三菱化工機株式会社」を名乗ります。7月1日の月島機械との合併後は「三菱月島化工機械株式会社」となる予定で、いずれも株主総会の承認などを前提とした計画です。

月島機械とはどんな関係ですか?

三菱化工機は、三菱グループ各社と当時の月島機械の出資によって設立された会社です。統合の開示資料では、両社が産業機械の国産化という同じ志のもと、おおよそ一世紀にわたって競い合いながら発展してきたと説明しています。

水素製造装置はどんなところで使われていますか?

小型のHyGeiaシリーズは、半導体・電子材料の工場やカーボンニュートラル関連の用途が出荷の中心です。2026年には製鉄所の電炉転換向けや、液化水素サプライチェーンの実証向けといった大型の受注もありました。

まとめ

この記事のまとめ
  • 三菱化工機は、プラントのEPCと、油清浄機など自社工場でつくる機械の両方を持つ会社
  • 2026年3月期は売上高842億円、売上はエンジニアリング、利益は単体機械が最大
  • 水素製造装置は60年以上の実績があり、2026年は日本製鉄・川崎重工業から大型受注
  • 油清浄機SJシリーズは国内90%以上・世界50%以上のシェア(同社調べ)で、部品・保守でも稼ぐ
  • 2027年4月に月島HDと統合し、持株会社「三菱月島化工機ホールディングス」となる予定

三菱化工機は、分離の技術を機械とプラントの両方で生かし、いまは水素を中心とする脱炭素の分野へ軸足を移しつつある会社です。関連する職種は機械設計、技術テーマは脱炭素・カーボンニュートラルがこの会社の事業と深く関わります。

同じ業界のほかの企業や市場の動きは、プラントエンジニアリングの業種ページから関連記事もあわせてご覧ください。

出典

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プラント機器メーカーとプラントメーカーで約10年、設備の提案・設計・試運転に携わったのち、Webマーケターに転身。現在はBtoB製造業専門のWebコンサルタントとして、メーカーの情報発信を支援しています。エネルギー管理士/第三種電気主任技術者。工業技術ブログを2017年から運営(500本以上執筆)、YouTube登録者約2万人、Xフォロワー約1万人。

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