AGCはどんな会社か|ガラス・化学品・バイオ医薬受託の事業と強み

板ガラスの断面と塩ビ樹脂のペレットを並べた接写

2026年11月3日、AGCの子会社AGC Biologicsが、世界的な製薬会社と結んだ医薬品の製造受託契約を総額5億ユーロ超に広げたと報じられました。旭硝子の名で知られたガラスの会社が、なぜ医薬品をつくる契約を取っているのかが、この会社を知るいちばんの入口になります。

AGCは建築ガラス、自動車ガラス、電子、化学品、ライフサイエンスの5事業で売上約2兆円を稼ぐ素材メーカーで、2025年12月期の営業利益は化学品の530億円が最大でした。ガラスで培った技術とガラス原料から始まった化学を、半導体部材や医薬品の受託製造まで広げてきた会社です。

目次
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AGCは何で稼ぐ会社か|売上2兆円の内訳

AGCの2025年12月期の売上高は2兆588億円、営業利益は1,275億円で、売上の約3割を化学品、約4分の1を自動車用ガラスが占めます。利益の柱は化学品と電子で、両事業の営業利益を合わせると1,000億円を超えます。

図1:AGCのセグメント別売上構成(2025年12月期)

化学品と自動車用ガラスで売上の半分強を占め、ライフサイエンスは6%ほどです。

売上高
2兆588億円
化学品 5,842億円(28%)オートモーティブ 5,206億円(25%)建築ガラス 4,411億円(21%)電子 3,551億円(17%)ライフサイエンス 1,331億円(6%)セラミックス・その他 599億円(3%)

※構成比はセグメント間の取引を消去する前の売上合計(2兆940億円)に対する割合。出典:AGC 2025年12月期 決算説明会資料(2026年2月6日)

利益で見ると、事業ごとの差がはっきりします。化学品と電子は売上に対して利益が厚い一方で、ライフサイエンスは2025年も223億円の営業赤字で、全社の利益を押し下げています。

図2:セグメント別の営業利益(2024年→2025年)

オートモーティブが2倍強に伸び、電子と化学品は減益でした。

単位:億円

化学品

2024年 568
2025年 530

電子

2024年 545
2025年 475

オートモーティブ

2024年 139
2025年 293

建築ガラス

2024年 164
2025年 173

セラミックス・その他

2024年 51
2025年 26

※ライフサイエンスは赤字のため棒に入れていません(2024年 ▲212億円、2025年 ▲223億円)。出典:AGC 2025年12月期 決算説明会資料

正確な数字は次の表のとおりです。2024年はロシア事業の譲渡損とバイオ医薬品受託の大規模な減損で最終損益が940億円の赤字だったため、最終利益の前年比較は大きく見えます。営業利益の段階では、全社で16億円の微増益にとどまりました。

セグメント売上高 2024年売上高 2025年営業利益 2024年営業利益 2025年
建築ガラス4,3804,411164173
オートモーティブ4,9885,206139293
電子3,6453,551545475
化学品5,9365,842568530
ライフサイエンス1,4121,331▲212▲223
セラミックス・その他7915995126
全社(消去後)20,67620,5881,2581,275
単位:億円。全社はセグメント間取引の消去を含むため、各セグメントの合計とは一致しない。出典:AGC 2025年12月期 決算説明会資料

AGCは既存事業を「コア事業」、成長分野を「戦略事業」と呼び、稼ぐ事業と育てる事業を分けて投資する方針です。戦略事業はエレクトロニクス、モビリティ、パフォーマンスケミカルズ、ライフサイエンスの4つで、世界上位の製品は両方にまたがります。

製品事業順位・範囲集計の基準
自動車用ガラスオートモーティブ世界トップシェア販売ベース
車載ディスプレイ用カバーガラスオートモーティブ世界トップシェア販売ベース
フロート板ガラス建築ガラス欧州・日本などでトップシェア生産能力ベース
TFT液晶・有機EL用ガラス基板電子世界2位販売ベース
EUV露光用フォトマスクブランクス電子世界2位販売ベース
苛性ソーダ・塩化ビニル樹脂化学品東南アジア1位生産能力ベース
ETFE樹脂(フッ素樹脂)化学品世界1位販売ベース
Ex vivo遺伝子治療薬の開発・製造受託ライフサイエンス世界1位商用品目数ベース
いずれも同社調べ。フロート板ガラスの範囲は欧州(ロシアを除く)・南米・東南アジア・日本。出典:AGC 個人投資家向け説明会資料(2025年9月24日)

2026年の業績|増益予想から減益予想へ

AGCは2026年11月5日、2026年12月期の営業利益予想を1,500億円から1,200億円に下げ、増益の見通しを前期比5.9%の減益に改めました。売上高2兆2,000億円の予想と年間配当210円は据え置いています。

図3:2026年12月期の予想の変化

営業利益は期初予想より300億円、最終利益は370億円低い見通しになりました。

単位:億円

営業利益

2025年実績 1,275
期初予想 1,500
修正後 1,200

最終利益(親会社帰属)

2025年実績 692
期初予想 770
修正後 400

※営業利益と最終利益で棒の縮尺が異なります。期初予想は2026年2月6日、修正後は11月5日発表。出典:AGC 決算説明会資料、「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」(2026年11月5日)

7〜9月期の営業利益は282億円と前年同期から30.8%減り、最終損益は21億円の赤字でした。会社の開示によると、営業利益を下げた理由は次の3つです。

  • オートモーティブで、北米・欧州の製造コストが悪化した
  • エッセンシャルケミカルズ(苛性ソーダ・塩ビ)の東南アジア事業で、原燃材料の価格が上がった
  • 欧州・アジアの建築ガラスと、ライフサイエンスのバイオ医薬品受託で、販売数量が計画を下回った

最終利益はこれに加えて、バイオ医薬品受託の米国コロラド拠点の売却で、当初見込んでいなかった固定資産の売却損が出たことでも下がります。

同社は中期経営計画の最終年度にあたる2026年にROE(自己資本利益率)5%以上を目標に掲げ、期初は最終利益770億円で5.2%を見込んでいました。最終利益が400億円になると、自己資本を2025年末の1兆4,851億円のままとした計算でROEは約2.7%です。

ガラスの強み|建築・自動車・ディスプレイで世界上位

検査台に置かれた自動車用合わせガラスの縁の接写

AGCのガラスの強みは、同じ溶解・成形の技術を、窓・自動車・ディスプレイの3つの市場に展開している点にあります。1907年に建築用の板ガラスで創業し、1950年代のテレビ用ブラウン管ガラス、1995年のTFT液晶用ガラスへと、時代の主力製品に合わせて用途を移してきました。

図4:板ガラスの技術が3つの市場へ広がる

原料を溶かして平らに成形する技術を、用途ごとに加工・高機能化して売っています。

原料を溶かす板ガラス建築用の窓自動車用ガラスディスプレイ基板

※創業時の板ガラスから、ブラウン管、液晶へと用途を広げてきた(AGC「歴史」)。

建築ガラス

建築ガラスの2025年の売上は4,411億円で、そのうち欧米が2,853億円とアジアの約2倍です。欧州・日本などのフロート板ガラス(溶かしたガラスを平らに浮かべて成形する製法の板ガラス)でトップシェアを持ち、2025年は欧米での価格政策が利益を支えました。

オートモーティブ

自動車用ガラスは販売ベースで世界トップシェアで、2025年の営業利益は293億円と前年の2倍強に増えました。日本での出荷増と品種構成の改善、価格政策が効いた一方で、2026年は北米・欧州の製造コスト悪化が下方修正の理由に挙がっています。

ディスプレイ

液晶・有機EL用ガラス基板は世界2位で、2025年は出荷が増え、ディスプレイの売上は1,847億円でした。一方、スマートフォンのカバーなどに使う化学強化用特殊ガラスからは撤退を決め、その費用を2025年に計上しています。

図5:ガラス事業の世界上位の製品

建物・クルマ・画面の3分野で、同社調べの上位製品を持ちます。

自動車用ガラス世界トップシェア(販売ベース)
車載ディスプレイ用カバーガラス世界トップシェア(販売ベース)
フロート板ガラス欧州・日本などでトップシェア(生産能力ベース)
液晶・有機EL用ガラス基板世界2位(販売ベース)

※出典:AGC 個人投資家向け説明会資料(2025年9月24日)

化学品の強み|塩ビ・苛性ソーダとフッ素

塩ビ樹脂の粉末とフッ素樹脂被覆の電線、フィルムを真上から撮影

化学品は売上・利益ともにAGC最大の事業で、東南アジアで苛性ソーダと塩ビの生産能力1位を持ちます。フッ素樹脂のETFEなどでは、販売ベースで世界1位の製品を抱えています。

化学の出発点はガラスの原料で、1917年に板ガラスの主原料であるソーダ灰の自社生産を始めたことが、のちの苛性ソーダや塩素の事業の土台になりました。塩水を電気分解すると苛性ソーダと塩素ができ、塩素は塩ビ樹脂の原料になるため、両製品は同じ設備の流れで生まれます。

図6:塩から苛性ソーダと塩ビができる流れ

食塩水の電気分解で2つの製品が同時にでき、塩素は塩ビの原料に回ります。

塩(食塩水)電気分解苛性ソーダ塩素塩ビ樹脂

※苛性ソーダは紙パルプ・アルミ精製・洗剤など、塩ビは配管や電線被覆、窓サッシに使われる(AGC 個人投資家向け説明会資料)。

この電気分解に使うイオン交換膜法の仕組みでも、AGCは膜そのものを売る側に立ち、クロアリ電解用イオン交換膜で世界1位(同社推定)です。一方、エッセンシャルケミカルズの2025年の売上は塩ビ価格の下落で284億円減り、市況で利益が振れやすいのがこの事業の弱点です。

市況に左右されにくいのが、パフォーマンスケミカルズと呼ぶフッ素製品で、2025年の売上は1,961億円と182億円増えました。同社によるとフッ素製品の需要の約6割は電子・輸送機器・建築向けで、電子・モビリティ向けの出荷増が伸びを支えています。

図7:世界1位とするフッ素・化学製品と主な用途

樹脂・フィルム・塗料・膜と、形を変えて別々の市場に売っています。

ETFE樹脂電線の被覆、チューブ、配管のライニング・コーティング材
ETFEフイルム膜構造の建築物、電子部品をつくるときの離型フィルム
現場塗装塗料用フッ素樹脂橋や建物など、現場で塗る長寿命の塗料の原料
クロアリ電解用イオン交換膜食塩水を電気分解して苛性ソーダをつくる設備の膜

※世界1位は2025年1月時点の同社推定(販売ベース)。出典:AGC 個人投資家向け説明会資料(2025年9月24日)

フッ素製品は、欧州などで議論が進むPFAS規制の製造業への影響とも関わる分野です。AGCは2025年にフッ素関連製品の能力増強に投資しており、規制の行方は取引先が確認しておきたい論点になります。化学メーカー全体での位置は化学メーカーの売上高ランキングで比べられます。

電子部材|EUVフォトマスクブランクスと半導体

ケースに収められた鏡面のフォトマスクブランクスの接写

電子事業で成長を担うのは、先端半導体の回路を焼き付ける原版の素材、EUV露光用フォトマスクブランクスで、販売ベースの世界2位です。ガラス基板を高い精度で磨き、その上に膜を重ねる技術が、ガラス会社ならではの参入の足場になりました。

図8:マスクブランクスが半導体になるまで

AGCが担うのは、回路を描く前の「白紙」にあたる材料です。

01マスクブランクス磨いたガラス基板に、光を反射・吸収する膜を重ねた材料。AGCが製造
02フォトマスクマスクメーカーがブランクスに回路パターンを描いて原版にする
03EUV露光半導体メーカーが原版の回路をシリコンウエハーへ転写する

※露光は半導体製造の前工程の一部。順位は同社調べ(販売ベース)。

ウエハー上で光に反応させる材料を供給する東京応化工業と、原版の材料を供給するAGCは、半導体製造の仕組みのうち同じ露光工程で別々の材料を受け持つ関係です。

2025年は電子部材の売上が1,685億円と151億円減り、EUV用ブランクスの出荷減などが響きました。会社は2026年の期初見通しで、AI向けの半導体市場の伸びを背景に半導体関連部材の出荷が増えると説明しています。

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ライフサイエンス|バイオ医薬品CDMOと5億ユーロ契約

ステンレストレイに並ぶゴム栓付きのガラスバイアル

AGCのライフサイエンス事業は、製薬会社や農薬メーカーから製法の開発と製造を請け負うCDMO(医薬品の開発・製造受託)です。化学合成でつくる医農薬と、細胞を培養してつくるバイオ医薬品の2本立てで、後者を担うのが子会社のAGC Biologicsです。

図9:医薬品のサプライチェーンでCDMOが担う部分

創薬と販売は製薬会社、その間の製法づくりと製造を外部に任せる分業が広がっています。

製薬会社:創薬・臨床試験新しい薬の候補を見つけ、効き目と安全性を確かめる
製法開発・製造を委託
CDMO(AGC Biologics など)細胞株の開発、培養・精製の工程づくり、規模の拡大、承認後の商用生産
原薬を納入
製薬会社:承認申請・販売当局に製造拠点を含めて申請し、医療機関へ届ける

※AGCは開発・製造の分業傾向を事業の追い風としている(AGC 個人投資家向け説明会資料)。

AGC Biologicsはシアトル、コペンハーゲン、ハイデルベルク、ミラノ、千葉に拠点を持ち、2027年には横浜も加わる予定です。mRNAや遺伝子治療用のウイルスベクターまで受託でき、Ex vivo遺伝子治療薬の受託は商用品目数で世界1位(同社調べ)です。

5億ユーロ超の契約の中身

発端は2026年7月28日の発表で、社名非公表の大手製薬会社と、横浜の新拠点で複数のバイオ医薬品をつくる長期契約を結び、契約期間中の売上は数百億円規模と見込みました。11月3日の発表では、同じ顧客がコペンハーゲン拠点を加え、総額が5億ユーロ(約5.6億ドル)を超えました。

  • 対象品目:横浜で商用バイオ医薬品5品目、コペンハーゲンで6品目
  • コペンハーゲンの作業:技術移転、規模の拡大、バリデーション(製造工程の妥当性確認)、商用原薬の製造
  • 複数の品目を両拠点で当局に申請し、どちらでも生産できるようにする

2拠点で申請する狙いについて、AGC BiologicsのCEOは顧客がより強く柔軟な供給網を築くためと説明しています。災害や設備トラブルで1拠点が止まっても供給を続けられる体制で、ほかにも2社の顧客がシアトルとコペンハーゲンの両方から製品を立ち上げるとしています。

契約拡大と採算改善の時間軸

大型契約が決まっても、赤字がすぐ消えるわけではありません。横浜拠点のGMP(医薬品の製造管理基準)対応の開始は2027年の予定で、技術移転とバリデーションを経てから商用生産に入るため、契約額が売上になるまでには時間差があります。

図10:バイオ医薬品CDMOの歩みと採算の時間軸

減損と拠点撤退を経て、新しい契約は2027年以降の拠点稼働に結びつきます。

2018年日米欧のバイオ事業を統合し、AGC Biologicsとして一体運営を始める
2024年バイオ医薬品CDMOで大規模な減損損失を計上。立ち上げの遅れや生産の不具合が続いた
2025年赤字の最大要因だった米国コロラド拠点(ボルダー、ロングモント)から撤退。セグメントは223億円の営業赤字
2026年7月横浜の新拠点で大手製薬会社と長期の製造契約(売上は数百億円規模の見込み)
2026年11月同じ顧客がコペンハーゲンで6品目を追加し、総額5億ユーロ超に。期初予想のセグメント営業損益は▲50億円
2027年横浜拠点でGMP対応のサービスを開始する予定

※出典:AGC「歴史」、決算説明会資料、ニュースリリース(2026年7月28日)、Contract Pharma(2026年11月3日)

会社は2026年のライフサイエンス黒字化を目指していましたが、2月の期初予想の時点でセグメント営業損益は50億円の赤字見込みでした。11月の下方修正でも、バイオ医薬品受託の販売数量が計画に届かなかったことが理由に挙がりました。

国内でも受託製造への投資は続き、富士フイルムはADC原料を国内で一貫して受託する設備を広野工場に設けています。AGCの横浜拠点は、同社推定で国内最大級の動物細胞培養能力を持つ受託拠点になる計画です。

働く場・取引先として見たAGC

AGCグループの従業員は約5万3,700人(2024年12月期)で、6割強の約3万4,100人が日本・アジアで働いています。ガラス、化学、半導体部材、バイオ医薬品と技術の分野が広く、同じ会社の中で専門の異なる技術者が一緒に働く職場です。

図11:従業員の働く地域(2024年12月期)

10人に置き換えると、6人が日本・アジア、3人がヨーロッパ、1人がアメリカです。

日本・アジア 約3万4,100人(63.5%)/ヨーロッパ 約1万4,900人(27.7%)/アメリカ 約4,700人(8.8%)

※青が日本・アジア。出典:AGC 個人投資家向け説明会資料(2025年9月24日)。アメリカは北米・中南米を含む。

売上で見ても日本・アジアが1兆3,181億円、営業利益が1,817億円と大きく、利益の大半をこの地域で稼いでいます(2024年12月期、地域別は消去前)。アメリカは138億円の営業赤字で、この地域には撤退前のコロラド拠点を含むバイオ医薬品受託の米国拠点がありました。

図12:職種・立場ごとに関わる事業の例

同じAGCでも、どの事業に配属されるか、どの事業と取引するかで仕事の中身が変わります。

研究開発・材料開発ガラス組成、フッ素材料、半導体部材、医薬品・農薬の製法開発
生産技術・設備ガラス溶解窯の修繕、自動車用ガラスの加工ライン増設、フッ素関連製品の能力増強
品質保証自動車メーカー向けの品質管理、医薬品受託ではGMPに沿った記録と当局対応
取引先・購買担当板ガラスや自動車ガラスの調達、塩ビ・苛性ソーダの購入、半導体部材の採用評価、医薬品の製造委託

※設備の例は2026年の主な設備投資案件(AGC 決算説明会資料)から。

設備投資は2025年の2,513億円から2026年は1,900億円に絞る計画で、大型の能力拡大は2025年で一段落したと会社は説明しています。事業別で前年より増えるのはライフサイエンスだけで、設備投資を281億円から330億円に増やします。

AGCのよくある質問

AGCと旭硝子は同じ会社ですか?

同じ会社です。1907年に旭硝子として創立し、2018年に社名をAGCに改めました。ガラス以外の化学品や電子部材、医薬品受託が大きくなったことに合わせた変更です。

AGC BiologicsはAGCとどういう関係ですか?

AGCのライフサイエンス事業のうち、バイオ医薬品の開発・製造受託を担うグループ会社です。2018年に日本・米国・欧州のバイオ事業を統合して一体運営を始め、現在は日本・米国・欧州の拠点で受託を広げています。

AGCの研究開発費はどのくらいですか?

2025年12月期の研究開発費は603億円で、売上高の約3%にあたります。2026年12月期は620億円を計画しています。

AGCの配当はどのくらいですか?

2025年12月期の年間配当は1株210円で、2026年12月期も210円の予想です。11月5日に利益予想を下げた際も、配当予想は変えていません。

まとめ

この記事のまとめ
  • AGCは建築ガラス・自動車ガラス・電子・化学品・ライフサイエンスの5事業で売上約2兆円を稼ぐ素材メーカー
  • 営業利益の柱は化学品と電子。ライフサイエンスは2025年も223億円の営業赤字
  • 自動車用ガラス、ETFE樹脂、Ex vivo遺伝子治療薬の受託などで世界上位の製品を持つ(同社調べ)
  • バイオ医薬品受託は横浜とコペンハーゲンで総額5億ユーロ超の契約を得たが、横浜の稼働は2027年の予定
  • 2026年12月期は営業利益予想を1,200億円に下げ、前期比で減益の見通し

AGCは化学・素材の会社としても、ガラスや窯業の会社としても読めるため、関連する業種は化学・樹脂・ゴムと窯業・セラミックスの両方にまたがります。職種では研究開発や技術営業の記事が、この会社で働く姿に近い内容です。

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プラント機器メーカーとプラントメーカーで約10年、設備の提案・設計・試運転に携わったのち、Webマーケターに転身。現在はBtoB製造業専門のWebコンサルタントとして、メーカーの情報発信を支援しています。エネルギー管理士/第三種電気主任技術者。工業技術ブログを2017年から運営(500本以上執筆)、YouTube登録者約2万人、Xフォロワー約1万人。

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